リアル店舗の「接客なし」はありか?~お客とお店の双方にとってWin-Winの接客~
日経電子版の記事【化粧品のSHIRO 「対面販売なし」の店】では、リアル店舗で実際に商品を確認したいけれど、自分のペースで買い物をしたい顧客をターゲットに、「接客なし」で、商品説明はQRコードをスマートフォンで読み取って聞くシステムを採用した事例が紹介されています。
確かに、接客が煩わしくストレスになる、嫌だな、そういうお店に行きたくない、というのはあるかも知れません。
ですが、実際には、悩んでいる時に絶妙のタイミングで聞きたかったことをアドバイスしてくれる、そんな神接客もある訳で、店舗にしてみれば、来店客の思い(接客して欲しいか欲しくないか、どっちにしたら良いか迷ってしまう、何を選べばいいか決め手がない、この商品のここが分からない、等々)をくみ取った接客によってお客様の信頼と売上を獲得することが出来るのも否定できません。
一般論としては、接客はネットにはないリアル店舗のメリットでもあり、店舗を100%まるまる「接客なし」にしてしまう、というのはリスクが大きそうです。
要は、「接客なし」希望のお客様とそれ以外のお客様を区別して対応できればいい訳で、何かいいアイデアはないものか、仕組み化するのは難しそうですが、リアル店舗にとって「接客なし」と「あり」両方の対応を臨機応変にできる事(接客するかしないかを判断するのも接客の内)、お客とお店の双方にとってWin-Winの接客は永遠の課題と言えそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?