『買物カゴ式自動会計』~これは、レジ無しの最適解になるかも!?~
日経電子版の記事【買い物かごが自動会計、東芝テックが21年度実用化へ】は――
① 買物カゴに付いたカメラ+AIで商品を認識し、
② レジに並ばずに(レジ無し)クレジットカード・スマホアプリなどで
会計出来る。
③ POS(販売時点情報管理)と連動して、買った順番などを分析でき、
④ カゴ前面のタブレットで確認やクーポンの受け取りなどが出来る
――という優れモノ『買物カゴ式自動会計』に関するリポートです。
『レジ無し』のシステムとしては、店のそこら中にカメラがあったり、商品棚に重量センサーがあったりなど、店舗改装などのコストが膨らみそうで簡単には導入できそうもない、というイメージがありましたが、買物カゴに会計システムを搭載すれば、既存の店舗にも素早く導入可能な訳です。
この卓越した発想には数々のメリットがありそうです――
▶『買物カゴ式自動会計』のメリット
① 店舗に低コスト・スピーディーに導入できる。
② POSと連動することで、POSだけでは把握できなかった買った順番など
様々な買物行動が分析可能となる。
③ 顧客の行動を天井に設置したカメラなどで追う訳ではないので、個人
情報の保護にも繋がる。
④ 買物客は、カメラで追跡されているような感覚からストレスフリーに。
⑤ 買物カゴにカメラが付いている訳だから信頼性が高い。
⑥ セルフレジでのような不正を防げる。
⑦ カゴ前面のタブレットが新たな、そして強力な顧客接点となり、お薦め
商品・関連商品の提案などのレコメンド、クーポンの発行、ダイナミック
プライシングなどにも使えるのでは。
『買物カゴ式自動会計』はーー
①低コスト・低い導入障壁で、
②決済プロセスを、店舗にとっても、顧客にとっても
ストレスフリーなものにするばかりか、
③新たな顧客接点として店舗と顧客を繋ぎ、
④今まで分からなかった買物行動が見える化できる、
ーーというきわめてポテンシャルの大きなものである、と考えられます。『レジ無し』システムの最適解なのかも知れません。
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