第1次産業こそDX(デジタルトランスフォーメーション)の主戦場
日経電子版の記事【牛も豚もデジタル化 スタートアップが畜産現場を変革】では、畜産現場をデジタル化する、第一次産業のDXがリポートされています。
さっそく、記事からそのような事例をピックアップしてみると――
▶畜産現場をデジタル化
① 牛の首輪に名刺ほどの大きさのセンサーを取り付け、行動データを毎日
24時間記録⇨一頭毎の生体データを見える化⇨AIが平常時からの変化を
検知⇨先回りして対策。
② エサ・水やり等の現場作業をタブレットなどに記録しデータを蓄積⇨
作業データと豚の出産頭数の関係等を分析⇨最適な飼育法を提案。
③ 畜舎の環境下でもすぐに故障しないセンサーを子牛の耳の後ろに取り
付け⇨運動量・代謝等のデータを取得。
④ 湿度・温度・明るさ・振動など様々な環境データを吸い上げ⇨飼育に
適した畜舎作りに活用。
など
よくよく考えれば、畜産など第1次産業の現場ほど、DXと親和性のある現場はないのかも知れません――
▶第1次産業の現場とDXとの親和性
① 例えば畜産など休みがなかなか取れない現場こそ、AI+IoTによる
自動化が希求されている。
② 生産者が減少傾向にある現場こそ、同じく自動化が必要。
③ 畜産など大規模化する現場こそ、自動化が。
④ 第1次産業の現場は典型的な複雑系であり、AI+IoTの進化と真価が
試される。
⑤ IoTデバイスの進化による生体データセンシングのポテンシャル向上。
⑥ AIの学習による、異常検知と最適化。
⑦ 勘・経験に頼っていた現場作業のデータ化による可視化と効率化、
技能の伝承。
など
第1次産業の現場をAIによって最適化する、そのDXの進展には大きな期待がかかりそうです。
(付記:2020年5月19日、皆様のおかげをもちまして、noteへの連続投稿が500日を達成できましたことに、改めてお礼を申し上げます。下記の拙稿で振り返りをしています。)
《連続投稿503日目
当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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