スマホの次に来るのは何か?
日経電子版の記事【アップル、仮想現実の米新興企業を買収 110億円規模】では、「iPhone」の次のイノベーション、パラダイムシフトたりうるメガネ型ウエアラブル端末を開発中と噂されている米アップルが、関連する技術リソース・人的リソースを取り込むべく、VR分野のスタートアップである米ネクストVRを買収した、とリポートされています。
確かに、今や私達の日常の生活シーンに欠くことの出来ない必須アイテムである『スマホ』、第4次産業革命のアクセラレータである『スマホ』ですが、盛者必衰の理に照らせば、いつ何時、次なるイノベーティブなプロダクトが降臨してきてもおかしくはない、と言えます。
一見万能に見える『スマホ』にも、弱点と言えるUX(ユーザーエクスペリエンス)がない訳ではないのです――
▶『スマホ』の弱点
(1)ハンズフリーではないコト・・・もちろん、スマホはポケットに入れた
ままでイヤホンとマイクを使ったり、非接触タイプの決済アプリなどが
ありますが、基本的には『スマホ』は手で持つ必要があり、場合に
よっては両手がふさがります。
(2)歩きスマホなどのリスクがあるコト・・・手にしたスマホに視線が集中
して周りが見えなくなるリスクは、常に言われ続けてきている事です。
(3)画面が小さいコト・・・画面が小さく、その臨場感と没入感には限りが
あります。
など
細かくは他にもまだまだありそうですが、『ハンズフリーではないコト』・『歩きスマホなどのリスクがあるコト』・『画面が小さいコト』の3つは、スマホの3大弱点と言ってよく、この弱点がスマホのUXの弱点、UXの制約条件になっていることは間違いありません。
そして、その弱点が端的に現れるのが、5Gによって爆発的な普及の現実味が増してきているAR(拡張現実)、5Gのキラーコンテンツを支えるコアなテクノロジーであるARな訳です。
ARの体験価値を手に持った小さな画面で最大化することは困難で、メガネ型ウエアラブル端末、スマートグラスならそれが可能となるのです。もちろん、広い視野の約束されたスマートグラスであれば、歩きスマホのような事は起きにくい、という事もあるかも知れません。
メガネをかけるという抵抗感、ストレスさえクリアできれば(普段メガネをかけている人には何でもないこと)、スマートグラスには相当のポテンシャルが感じられます。
(付記:2020年5月19日、皆様のおかげをもちまして、noteへの連続投稿が500日を達成できましたことに、改めてお礼を申し上げます。下記の拙稿で振り返りをしています。)
《連続投稿507日目
当ページにご来訪いただき、ありがとうございました!》
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