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ウェイトも走り込みもしないアラフォーが100m走で11秒5を出して考えたこと

こんにちは。
横浜でかけっこ教室をしている谷です。

ちょっと過激で、なにか煽るようなタイトルを書きました。
自分には似合わないなと思いつつ。

先日の試合で、社会人ベストの11秒55を出しました。
それで天狗になっているのだと思います。
でも、その勢いのあるうちに、思うことを発信しておこうと思うのです。

ウェイトと走り込みはしない

僕はウェイトトレーニングと走り込み練習を一切やっていません。

  • ジャンプ

  • 足の切り返し

  • 腕振り

この3つを、繰り返し子ども達と練習しています。

個人で練習するときは、アップの後で80mを2~3本くらい集中して走ります。
ただし、間にしっかり休憩を挟むので、走り込みとは違います。
レペティションという位置づけです。
30分で終わります。

優先順位を考える

それでも11秒5は出るのです。

勘違いを避けるために強調しますが、ウェイトトレーニングと走り込みの効果を否定するつもりは全くありません。
どちらもやった分の意味はあると思います。
ここで言いたいのは、優先順位です。

ジャンプ、切り返し、腕振り、そしてそれらを統合したレペティション。
これらを重点的にやり切った上での、ウェイトトレーニングと走り込みだと思うのです。
特に、「走り込みをしていれば速くなる」という思い込みは危険だと思うのです。

過去の自分を振り返って

偉そうに言っていますが、僕も高校、大学ではウェイトも走り込みもしっかりやっていました。
それこそ、ふらふらになるまで走りこんでケツワレで悶え苦しみました。
それはそれで、人生の1ページとしてはよかったと思います。

でも、社会人になり何年も短距離走から離れ、改めて限られた練習環境とアラフォーの体を見つめなおした時、ウェイトと走り込みの優先順位を下げました。
どちらも直接的には100mの走りにはつながらないと思ったからです。
その代わりに、走りの根源であり、基礎である、ジャンプ、切り返し、腕振り、レペティションに重点を置きました。
その結果、12秒台から徐々に速くなり、2年後に11秒5まで上げることができました。

念のため書いておきますが、僕は身長が167cmと短距離選手の中では低い方です。
競技場に行くと、周りの選手が巨人のように感じます。
つまり、体格に恵まれている方ではないのです。

悩める学生選手へ

最後に繰り返しますが、特に11秒後半や12秒台で悩んでいる学生の選手たちに言いたいのです。
ウェイトや走り込みの優先順位を下げてみてはどうですか?
もっと走りの根源的で基礎的な部分にしっかり時間をつかってはどうですか?

今回は本当に偉そうで怖くなります。
天狗の鼻がへし折れるのも時間の問題だと思います。

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