イヤホンが未来の健康デバイスに!?AirPodsの可能性を開く
前回の記事ではAirPodsのおもしろい未来の可能性について考察しました。
そして今回は、将来のAirPodsの可能性と弊社サービスである「Aileシリーズ(Wellness Aile、Personal Aile、Factory Aile)」でどのような活用が期待できるかについても考察します。
ヘルスケアデータ測定の進化と「Aile」サービスへの応用
前回ご紹介した特許技術からも、AirPodsが持つヘルスケアデバイスとしての可能性は非常に高く、Apple Watchと並んで重要性が高まっていくことが考えられます。
そして、今後は弊社製品の「Aileシリーズ」のサービスへヘルスケアデータを取り込むことができれば、ユーザーの健康管理をより深くサポートできると考えています。
例えば、ユーザーのストレス度を推定し、そこから分析結果のフィードバックやマインドフルネスの提案ができれば、「Wellness Aile」を通して早期の従業員のメンタルケアに活かせる可能性があります。
労働安全衛生法では従業員への定期的なストレスチェックが義務付けられていますが、主観的なアンケートの結果だけではなく、客観的で継続的に測定されたデータも取り入れることで、より働きやすい組織づくりに反映することも期待できそうです。
Aileでは、工場や倉庫で働く従業員の安全を見守る「Factory Aile」というサービスもご提供しています。今後体温の検出と予測が可能になるとしたら、工場での作業中の体温変化をモニタリングし、熱中症対策や安全管理にも役立てられる可能性があります。
また、周囲の環境音を測定するマイクを搭載しているAirPodsは、「補聴器」としての役割も期待されています。過去にはAirPods Proが補聴器の機能基準として高価な補聴器と同等程度の機能を有しているという報告もなされています。
弊社サービスの「Personal Aile」では高齢者施設での利用も想定しており、ご利用いただく高齢者の方が補聴器としてAirPodsを装着するようになれば、より高精度の転倒検知や詳細なヘルスケアデータのモニタリングも可能になるため、施設スタッフの適切なサポートの一助として貢献できるのではないかと期待しています。
Appleデバイスの可能性を知り将来の開発に役立てる
AirPods関連の特許技術を調べていくと、ワイヤレスイヤホンとしての機能を超えて、新たな機能を搭載したツールとしての可能性が広がっていることがわかります。
これらの技術は、Apple WatchやiPhoneとの連携によって健康管理や安全管理の新たな基準を設定する力を持っているのではないでしょうか。
AirPodsの未来が音楽を聴くためのデバイスから、私たちの健康と安全を守るパートナーへと進化を遂げていることに着目し、私たちもウェルネスサービスとしての「Aile」をさらに進化させていきたいと考えています。