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新しいお月見会2020

「なんだか夢のような時間でしたね‥」
来場者のみなさんが帰られて、お月見仲間(運営メンバー)と後片付けをしながらそんな言葉が飛び交うほど心地よい余韻に浸っていました。手前味噌ではあるけれど、距離を保ちながらも一体感のある楽しん時間になりました。
今日は少しだけ、イベントの雰囲気を紹介させてくださいね。

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会場は林伸次さんの最高に素敵なワインバー、BarBossa
佐久間茜さんに作っていたいたメインヴィジュアルのポストカードと、秋の草花を飾りました。

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扉前で来場者をお迎えするのは、いけばな作家の新井麻友さんのお月見リース。日本古来のお月見だから和の雰囲気を守りつつ、ハレの雰囲気を強めてしまうと年始感がでてしまうので”日常のお祝い事”としてのお月見を表現していただきました。

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梨を満月に見立てたモクテルと、
薔薇の花弁が舞を表す現代の月見酒。

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会場にはいったら、まずドリンクを。
林伸次さんのお店から美味しいスパークリングや白ワイン、赤ワインをお楽しみいただいて、フリーバーテンダーの牛嶋絵美さんにはモクテル(ノンアルコールカクテル)メニューとして、梨と緑茶のカクテルと今回ご提供いただきました月桂冠様のスペシャルフリーを使った月見酒スピリッツァーを。

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会場でも大好評だった梨のカクテルはレシピを公開してくれていますのでぜひ。


満月のような薩摩芋や、丸いおにぎり。
秋が口いっぱいに広がる、滋味深い食事

林さん/絵美さんのドリンクを持ったら次はフードを受け取りに会場奥へ進みます。ビュッフェは今難しいから、来場者ひとりひとりにワンプレートを今井真実さんが用意してくださいます。

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今回、今井真実さんに作っていただいたのは

・三杯鳥
・薩摩芋の蜜煮
・葡萄と赤玉葱のピクルス
・搾菜、瓜
・新米のおにぎり
CHEESESTANDのお月見モッツァレラ

お米は新米で、今井さんの義実家から持ってきてくださいました。塩おむすびってこんなに美味しくて贅沢なものか‥と滋味深い味わい。

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真実さんのレシピは近日公開です。お楽しみに。
CHEESESTANDのチーズも全力で推せるので、一度でいいから食べてほしい‥。


”日常のお祝い”である月見の飾り。

会場奥には、新しいお月見としての飾りを展示して、私たちが創りたかったものを表現してみました。

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お月見という年中行事の目的は ①空気が澄んで美しく見える季節に月を愛でることと、もう一つは ②秋の収穫に感謝すること・豊作を祈ること。稲や秋の作物である里芋やさつまいも、お米をお団子にして供えるのです。

和の行事だからお重や木の皿が似合います。BarBossaに元々あったライトがお月見様としてぴったりで、私たちを迎えてくれました。


創作落語、テーマは月見。

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本番二週間前に依頼するタイトな中、古今亭今いちさんに創作のお月見落語を披露していただきました。会場に響く出囃子の音に合わせて会場も興奮。みなさん、目の前の落語を楽しまれていましたね。

この他にも韓国のお月見仲間、ジノンさんと中継させて韓国のお月見文化について教えてもらったり、お月見コンテスト受賞者発表では、スペイン在住の塩梅かもめさんとトークさせてもらったり
オンラインの醍醐味を味わいながら、日本の月見の歴史・背景もご紹介させていただきました。
オンライン配信など全て岩井さんが仕切ってくださって、運営中も細かいご配慮ばかり。(岩井さん、できる男だわよ‥)

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最後は、お月見どろぼうを。

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こばみほは、いつも粋な計らいをしてくれるんですが、浅草うさぎやの「うさぎまんじゅう」を人数分ご用意してくださいました。
お月見には「月見どろぼう」という風習があって、十五夜になると月の使者になるとされる子どもたちは畑から好きだけ作物をとって良いとされていました(取られた畑は豊作になると言われていたみたい)。現代では作物がお菓子に代わったわけですが、今回のお月見会では最後にこのおまんじゅうを持っていって〜とプレゼントしました。


新時代の”お月見文化”は、僕らがつくる。

どんなものも、ずっと続いているものって経年変化しています。
お月見も平安から江戸時代の間に少しずつスタイルと意味合い変え、当時の暮らしに溶け込んできた背景があります。
私たちは無理して江戸時代のお月見を模倣しなくてもよかったりします。

敬意をもって本筋から外れないようにしながら、今の私たちが「楽しい」「これなら飾りたい」「食べたい・飲みたい」と思える生きた文化を創ることのほうが意味がある気がします。
創造して楽しむことが、文化を紡ぐことなのかも‥と、帰りのタクシーの中で思いました。
お月見は誰もものでもなくて、みんなのもの。みんなでお月見をリデザインしていきたいな。

🌕 🌕 🌕

最後に御礼を‥

[ご来場いただいたみなさん]
改めて22日はありがとうございました。
温かい方ばかりで、こちらも進めやすかったです。また来年、一緒にお月見させてくださいね。色々準備しておきます!

[オンラインでご参加いただいたみなさん]
私が司会として気がまわらず、聞き苦しいところたくさんあったと思います。失礼しました‥、これに懲りずこれからも仲良くしてくださったら嬉しいです‥‥!

[お月見メンバーのみなさん]
最強のプロフェッショナル集団で‥みなさんと第一回ができて本当に幸せな時間でした。またBossaで打ち上げさせてくださいね。
また、今井さんの旦那さまみちよさんも当日たくさんフォローしてくださって、本当にありがとうございました!

[noteお月見コンテスト応募いただいた皆さま]
貴重な時間を使い、第1回お月見コンテストにご参加くださってありがとうございました。みなさんの記事ひとつひとつが重なって、このお月見プロジェクトに深みが出ましたし、みなさんの着想/記事が、また新しい方々にお月見を知ってもらう機会を創ってくださいました。
心より御礼を申し上げます。



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