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梨と緑茶のノンアルコールカクテル #新しいお月見

皮を剥いているときからしたたり落ちるほど水分をたっぷり含み、がぶりと齧ると口いっぱいに広がる果汁と香気。シャリシャリの食感に、手が止まらなくなってしまう梨。

梨の最盛期である9月に入ると、酸味のある幸水から、豊水、あきづき、二十世紀とおおぶりで甘味の強いものまで店頭に並ぶようになります。

日本での梨の歴史はとても古く、稲作とともに中国から持ち込まれました。弥生時代の遺跡の中から梨の種が発見されており、その頃には梨が栽培されていたと考えられています。

甘味がつよく、水菓子として、そして保存食としても親しまれてきた梨は中秋の名月に豊作を願うお月見でも月見団子と並び、芋や栗、柿などの季節の実りとともに供えられました。


いまが旬の梨を使い、お月見をイメージしたノンアルコールカクテルをつくりました。家庭にあるもので、ひと手間かけるだけで簡単に季節を味わうモクテルができます。

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用意する材料は梨・緑茶・レモンの3つです。

梨は酸味のつよい幸水よりもふくよかな香りの豊水やあきづきがおすすめです。わたしはあきづきを使用しました。

緑茶は玉露入りの水出しくき茶を使用しています。まろやかな甘さを感じられるものが良いです。ティーバッグのお茶を使用する場合でも、あまり時間を置かずに香りが立ち始めたら茶葉を取り出して冷ますと美味しくなります。


作りかたは、梨の果汁と冷たい緑茶を1:1で合わせ、レモンピールを入れるだけ。


梨の皮を剥いて、すりおろします。

あきづきはずっしりと大きいので、だいたい一杯分で1/4個使用しました。

茶こしで濾して果肉を取り除きます。


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きれいに白濁した梨の果汁ができます。齧って食べるときとは違う、すっきりとした味わいになります。

使用するグラスはなんでも構いませんが、口の部分が広いデザートグラスやクープグラスなどを使うと美しく見えます。


梨の果汁をグラスに入れ、同量の緑茶を注ぎます。氷はお好みで入れてくださいね。

最後にまるくカットしたレモンピールを指でひねり、モクテルに香りを纏わせます。レモンピールはそのままグラスの中に入れ、浮かばせます。

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梨と緑茶のモクテルの完成です。

香り豊かで優しいまろやかな味わいです。グラスに入れたレモンピールは空に浮かぶまあるい月をイメージしました。


秋の夜長、月夜を見上げながらゆっくりと召し上がってください。


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秋分の日の9/22(火)は「オンラインお月見会」 をZoomで開催します。

ぜひモクテルをつくってSNSに投稿してください。一緒に新しいお月見を体験しましょう。

詳細はこちら。


22日当日は渋谷のbarbossaで小さなイベントを行います。

その時に提供するモクテルの仕込みをbarbossaから80m離れた𝗟𝗜𝗤𝗨𝗜𝗗 𝗙𝗔𝗖𝗧𝗢𝗥𝗬で16時頃から行います。

バースペースから仕込みの様子が見れますので良ければ見物にいらしてください。

仕込みの様子をインスタライブしようかな、などと計画中です。よかったらこちらもチェックしてみてくださいね。



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