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#こよいお月見

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お互いの距離を保ちながら皆との共通体験が楽しめる行事とも言える「お月見」。このマガジンでは 私たちOTSUKIMI.の取り組みをはじめ、お月見に関する投稿をまとめています。
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#新しいお月見

お月見コンテスト2022、受賞作品発表🌕🌾

2020年から続けているOTSUKIMI.主催「お月見コンテスト」。 今年もたくさんの作品、本当にありがとうございました!OTSUKIMI.メンバーでひとつひとつ大切に読ませていただまして、受賞者を発表いたします。 🌕満月賞 ※厳正に審査した結果、今年は該当者なし 🌙三日月賞 佳作となる三日月賞に5つの作品を選ばせていただきました。 ・・・ 上田聡子さん mayu.Kさん 野やぎさん 日野笙 / Sou Hinoさん 豆千さん 今回も読みごたえのある作品

新しいお月見と重箱料理

新しいお月見、これからのお月見に「重箱料理」を提案します。 なぜ重箱料理なのか? 「OTSUKIMI.」さんのnote記事「お月見の設計図 #0」 こちらの新しいお月見プロジェクトの考え「今の暮らしに溶け込むお月見を提案したい」「わざわざ専用のものを買わなくても良いように」この二点に共感したからです。 日常の中のイベントだから肩肘張らないものがいい。だけど特別感は出したい。 そう考えた時に、「まずは器だけでも整えたらどうだろう?」と思いました。 そこで目についたのが重箱

こびとと月

 夕飯前に散歩に出かけようとするともう暗くなっている。日の沈むのが早くなった。ゆっくりと川べりを歩く。  するとお犬が言うのである、ほら、あの月をごらんなさい。今日は上弦の月の前日、西南の空に浮かぶ月。一人でぶらつくだけなら、月をまじまじと見る習慣はつかなかったかもしれない。  この白いお犬になぜここまで心奪われているのかわからない。ほかの仔犬を見てもさざなみは立たなかった。けれども十一年前のその日、会った瞬間にこれが探していた相棒だとわかった。  わたしの手を引いてそこへ

ナシナシの組み合わせは、アリアリのアリだった。

ふふふ...。届いた...。 届いてしまった。 待ちわびていた「こよいお月見」が...。 「こよいお月見」は、渥美まいこさんが主催する"新しいお月見"あらためOTSUKIMI.さんと、クラフトビールが定期便で届くサブスクサービスを行っているOTOMONIさんのコラボレーションによって誕生したウィートエールである。 ウィートエールってなんだろうと思って調べたところ、小麦をベースに作られたビールとのこと。 ほへぇ〜。そうなのか。 好きは好きだがビールにまったく詳しくない"飲み

じふごや まんぐゎつ

 こよいお月見!  月を待たずにお団子を食べてしまったのはわたしです。    さて、素敵な辞典があることを教えていただいて、むずむずして買ってしまいました。  すっばらしく楽しめます。    早速これで「まんげつ」をひいてみますと(抜粋)    昨年、ぼんやりRADIOさんと作った作品(ちゃっかり)  こよいお月見!  お天気だといいですね。

巷説問答月之裏面|酒の短編12

こんばんは、月よ。 いつも私のことを見上げてくれているわね、知ってるわ。 ええ、今日はちょっとバタバタしてるけど、お気遣いなく。 ふふ。明日は十五夜、中秋の名月でしょ? 皆さん私を見に出ていらっしゃるから、何かと支度が必要なのよ。 そうね、舞台裏なんて滅多に覗けないでしょうから、遠慮せず、よくご覧になってちょうだい。 さあ、始めましょうか。最初の質問は……あらやだ、私の性別? いきなりぶっこんでくるわね。けど、そういうの、嫌いじゃないわよ。 ええと、あなたたちの国の

お月見コンテスト2022 募集開始🌕🌾

これまでのお月見を伝えながら、新しいお月見を提案していくOTSUKIMI.では、今年もお月見コンテストを開催いたします。昨年は120もの素晴らしい作品が集まりました! 十五夜の本日から、十三夜の10/8付近まで、お月見マンスリーとして楽しめるように、みなさんから月や月見に関するエッセイやお料理アイデア、思い出やエピソードをぜひ教えてください。 🌕こんな作品を募集します 「月/お月見」に関する作品を募集します。 お月見の思い出や料理、おすすめの映画や本も教えてください。

9/10(土)の十五夜は、オンラインお月見会でお会いしましょう。

お久しぶりです、渥美まいこです。 9/10、今週の土曜日は十五夜(中秋の名月)です(ちょっと例年より早いですよね…)一年の中で最も月が美しく見える日といわれる日、もしお時間あえば、オンラインで一緒にお月見しませんか? 月夜が輝きだす19時から、一緒にOTSUKIMI.として取り組む今井真実さんと、台所探検家の岡根谷実里さんと一緒に、お月見会を開催します。 このお月見会は、月夜を眺めながら、Beerをはじめ好きなドリンクを飲むのにぴったりのゆったりしたお時間を120分お

あなたの暮らしにお月見を。改めまして、[OTSUKIMI.]です

日本に古くから伝わる年中行事の「お月見」。 秋の収穫を祈る風習と、中国から伝わった貴族を中心に流行した月を愛でる文化が融合した、日本独特のイベントです。 秋の訪れを感じさせ、ひとりでも家族でも、大人も子どもも楽しめる「お月見」は、離れていても同じ月をみることで共通の体験が作れることから、他のイベントとは違った魅力に溢れていると、私たちは感じています。 そんなお月見の面白さをたくさんの人に知ってほしいよね、という軽い動機で始めた「新しいお月見プロジェクト」。BarBossa

お月見の設計図 #0

「今の暮らしに溶け込むお月見を提案していきたい」。そんな想いから始めた新しいお月見プロジェクトは2022年に向けて少しずつ動き出しています。 noteでは定期的に考えていることやアクションについて、ご紹介していきたいと思います。 改めてゴールの設定。みんなで同じ方向を向くためにはゴール設定が欠かせません。 目指すは「お月見を年中行事として定着させる」。ゴールまでの到達レベルはバレンタインの市場規模やGoogleでの人気度とおきました。 「イベントとして定着」の定義は、定

”新しいお月見の取り組み”2021

旧暦の9/13にあたる今宵は、十三夜です。 十五夜(中秋の名月)と合わせて呼ばれることも多く、十五夜を「前の月」、十三夜を「後の月」と呼び、2つを「二夜(ふたよ)の月」と呼んだりもします。なお十五夜だけ楽しむと「片見月」といって縁起が悪いので、今夜も月を眺めましょうね。 ・・・ さて忘れないうちに、2021年の「新しいお月見」の取り組みについてまとめていきたいと思います。 🌖2021年「お月見」は、Googleトレンドで過去最高に。このプロジェクトの大きなゴールは、バレ

<三日月賞>のスパイスティー

以前、参加していた「新しいお月見」コンテスト。 ありがたいことに<三日月賞>をいただき、今日、賞品のスパイスティーが届きました。 「からだに溜まった余分な熱を取りのぞくティー」だとのこと、まだ暑さが残る今の時期、とても嬉しい効果です。 スパイスティーには月のコラムが添えられていて、十五夜が過ぎてからもまだまだ月を楽しむことができそう。 同封してくださったカードも美しく、どこに飾ろうか迷い中です。 息子たちが独立してからのお月見はいつも、お団子を供えるだけの静かな行事だった

三日月賞をいただきました

先日参加した「お月見コンテスト」で、三日月賞をいただきました! 皆さんレベルが高く、入賞はどうかなーと思っていたので、なおさら嬉しかったです。 受賞作を斜めから撮ったものがこちら。 パンケーキを月に見立てて、チョコペンで絵を描くというアイデアから始まりました。お月見だんごに見立てられる、白くて丸くて小さい食べ物はないかな〜と探したところ見つけたのが、こちらの米粉クッキー。これで完成図が見え、自分的にはここがハイライトでした😄 入賞作品には協賛された企業やショップから商

お月見のあとで -創作覚え書き-

 新しいお月見 主催の第2回 お月見コンテスト。  参加するために書いたのは、小説でした。  だって、新しいも何も、わたしには昔ながらの「お月見」の経験すらなくて、イメージ上のものでしかなかったから。満月を見上げれば年齢に関わらず多少なりとも感傷的になるし、美しい月模様の撮影も試みたけれど、それ以外に語れるものが何もない。それならばフィクションでチャレンジしてみようと思ったのです。   ■応募作品「海原に架ける」    いつもであれば、エディタか紙のノートに、人物メモ