カミーノ9-10日目 ログローニョで自分と向き合う
6月11~12日:ベッドの上でふくらはぎを入念にストレッチ。時間ができたので足首冷やしたり、Netflix見たり、昼と夜は街に繰り出してバル巡りしたりして過ごす。そもそもなんでこんなに気分が落ちてるんだっけ?コーチと話して内省を深めて、最後はいいぞ!もっとやれ!になった。
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33日間のスペイン巡礼 ”カミーノ” の振り返りnoteです🚶♀️
前回の記事はこちら
朝から雨、洗濯しに行こう
歩いているときは毎日汗びっしょりになったTシャツとかを手洗いするのがルーティーンなんだけど、ホテルに泊まってるからそういうのも面倒なのでコインランドリーに行くことにした。カードも使えてハイテク!
洗濯30分、乾燥30分、と結構すぐ終わるのでPC開いて仕事しながらその場で待つ。確か洗濯が6€、乾燥機が4€(スペインのコインランドリーは高い)。
その間、久々に母に電話をしてみる。風邪ひいてるけど総じて元気なので心配しないでねと。
洗濯が終わって部屋に戻ってしばらくすると、雨が止み始めてお昼には外に出られるくらいになった。さて、今日もバル巡りして美味しいものを食べよう!
ログローニョ滞在中に巡ったバルはこちらにまとめました🍷
どのお店も美味しかったのでスペイン行く際はぜひログローニョにも立ち寄ることをおすすめー🎵
カミーノ1週目を振り返る
歩き始めて10日になるけど歩けたのはまだ4日間しかない。
時間できたので楽しい側面の動画を作った! 景色が本当に素晴らしいのよ!今歩けないから余計に、本当歩くの疲れるけどとても楽しいと感じる。
一方で、ほぼ毎日同じことを考えている。
何度もこのnoteにも書いてますけど、現状思うのは、足壊すし、風邪引くし、なんで私だけ歩けなくなるの?なんでみんなと一緒に進めないの?みんなに置いていかれる。歩きたいー!!! 歩けないのくやしいーーー!!って感じ。
それに対して、大丈夫、みんなそんな感じだから! ゴールできるように祈っているよ✨焦らず自分のペースで! といろんな人に優しい言葉をかけてもらう。
この状況から何を学ぶ?
巡礼中に聞いた話で、カミーノのはじめの1/3は体と向き合う、次の1/3は心と向き合う、最後の1/3は両方のバランスを取ると言わたりするんだって。
終わってからだと余計にそうかもしれないと思える。
標準日程は35日だけど、そういうのあるとすぐ”ちゃんと”しようとするクセが発動するので、ルールをなぞらずに、自分のカミーノを歩けと、初っ端から体の不調によりレールからほっぽり出された気がしますw
ルールやレールから外れるのはとても怖いし不安になるけど、それは視野が狭くてその世界しか見ることができてないからなんだろうな。
人の数だけ道はある!
そして、外れたとしてもこの世の終わりにらならない笑
今をどう楽しむか。これからをどう楽しく過ごすか。それが大事だよな。
でもね、要はそんな考えすぎずに楽しめばいーじゃん!って話なんですよ。
わかってるんです、自分でも。
いつもこんな感じで追い詰めるほどに悩み尽くすと、楽観的な考えが出てきていきなり開き直る。私はそういうタイプ。
とことん自分と向き合う
1週目でずーーーんと気分が落ち込んだのはなんでだったのか、コーチと話しながら過去の自分の経験とかを遡りながら紐解いていった。めっちゃパーソナルな話ですが、自分のために書く。
自分じゃ変えられない環境の中にいる私
なんで私が。。なんで頑張らなきゃいけないの!
理不尽な状態に怒りや悲しみを感じながらも、どうしようもなく立ち尽くす。それでも一生懸命もがく、努力する、頑張って頑張って、ひたすら自分を鼓舞しながら頑張る。そんなふうに生きてきた。
頑張れば、越えられない世界線を越えられるかもしれない
とにかく頑張って頑張って、やり続ければ今の延長ではなく少し上の世界、本来なら手が届かない世界に足を踏み入れることができるかもしれない。
ここでやめてしまったら一生同じ環境にいなきゃいけなくなるかもしれない。とはいえ具体的にどんな環境がいいとか、将来何になりたいとかがあったわけではなく、とりあえずいい大学、いい会社に入れば選択肢広がるだろうし、安定した収入が得られるようになるんじゃないかと、子供の頃思っていた。
周りから可哀想と思われたくない
とにかく色々頑張ってきたのですが、それを見て「頑張ってるのえらいね」の裏で(そんなに頑張るの可哀想だね)と言われたことが多分あったんだけど(記憶はもう曖昧)、その時に、何も知らない人がとやかく言うな。可哀想ってなんだよ、私は可哀想なのか?と思った。
可哀想という他人からの評価を受け入れてしまうと、これまで頑張ってきたことが全部無駄になる気がしちゃうから、どうしても受け入れてはいけない。どうにかして自分を守らないとという意識で、強がりバリケードを作って突っぱねていた。
本当は頑張ってるねと認めてもらいたい
自分の頑張りが否定されるのは嫌だし、存在価値がなくなってしまいそうなので、一生懸命強がりながら生きてきたんだと思います。誰も自分をわかってくれない、信じられるのは自分だけだと思うことで気持ちを保ってきたんだろうね。事実は違うと思うけど、主観としての話。
そんなに1人で頑張らなくてもいいのに・・・
ちゃんと頑張りを見てる人はいるからね。昔の自分に伝えてあげたい。
いいぞ!もっとやれ!
頑張るしかない環境でひたすら頑張り続ける私ですが、理不尽さで悲観的になることもあるんだけど、たまに悪ノリしてやれと思う時もあるんです。
反骨精神なのかな。ジャイアントキリングとかシンデレラストーリーがベタに好きなので、越えられない壁があっても、軽やかに越えられるかもと思ってる節がある。
コツコツやること積み上げているとそのきっかけが見えてきたりして、そうなると「いいぞ!もっとやっちゃえ!」とノリノリになってくる。どうせやるなら、とことんやりなよ。突破したいんでしょ?超えたいなら越えちゃえ。という感じ。
頑張るなというサインからの気づき
カミーノ歩いていて強制的に歩けない状態になり、「頑張るな」というメッセージを受け取ったのだけど、その「頑張るな」はやりたくないことに対してであって、やりたいならとことんりなよと自分で思っていることに気づいた。
自分のエネルギーはまだまだこんなもんじゃないだろって思っている。
全てを爆発させたら結構すごいんじゃないかなと自分でも未来が楽しみなのである。
ただ楽しむということ
街に出て音楽に合わせて踊ってる人たちを見ると、なんで私はこんなにこっ難しく色々考えて、自分で凹んでるんだろうなと、悩むのやーめた!って気分になる。
自分と向き合うのも大事だけど、「とにかく楽しい!」瞬間も大事だよね。
さてこれからどうする?
自分の中の気持ちとか過去の記憶・経験をほぐして整理したいま何を思うのか。
カミーノ歩き切りたいんでしょ?
だったら、歩けばいいじゃん。足痛くて歩けないとしても、全く歩けないわけじゃないんだし。
と、割とスパルタだった笑
ログローニョの後は
もう十分祭りも街も満喫したからそろそろ違う場所に移動しよう。そろそろ歩かせてもらってもいいでしょうか🙏
足はまだアキレス腱キシキシいって違和感が残ってて、調べても誰に聞いても安静にしろと言われているのだけど、パーソナルトレーナーに聞いてみたら、痛めた箇所がアキレス腱だとしたら痛くて何もできないはずだから、おそらくふくらはぎの筋肉の筋損傷では?と。
お風呂に浸かるといいということで、幸いホテルのバスタブで毎日温めることができた。あとは歩く前にしっかり足首動かす、プランクや腹筋運動して体幹を固めてから歩くなど、いろいろアドバイスをくれた。
専門家のアドバイスは安心する。感謝!!
食べ物はタンパク質とビタミンがいいというので、肉食べたいな。 生ハム・チーズ食べよう。
そして、明日からどこに行くか考えよう。
また月曜になったので仕事もしましょう。
がっつりノマドワークしながらカミーノも歩くなんてそもそも無理な話だよな〜とようやく冷静になって思ったり。
いや、できると思っていた。
というか、物理的には隙間時間あるし、不可能じゃない。
でもそれを要領よくやるには、カミーノで歩くのがハードすぎて体が追いつかないわな。アスリートじゃないんだから。
ログローニョに泊まる今夜が最後なので、明日から、ゆーっくり、まずは隣の街まで無理せずに、足痛くなったら辞める気持ちで行こうと。
長引く咳もだいぶなくなったし。
足以外は元気になってきた!!
やっと個室じゃなくアルベルゲに泊まれるから、1つ2つ先の街で止まりながら各駅停車で一つずつ進んでいこうかなって考えたんだけど、ログローニョの次の街までがまさかの12キロ。長いよ。
平均5キロくらいなんだけど、さすがに12キロはいま歩く自信ないし、歩いちゃダメだろうから、もうちょっと先までバスで行くかな〜。
ゴールから100kmのサリアに行ってしまうのも考えたけど、1日で移動すると8時間かかるんだよね。だったら、途中レオンに寄ってみるのもいいかな。
サンジャンピエドポーから800km完歩するのはまた今度の楽しみに取っておくことにしよう。
7/4にサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着するように、自分のカミーノを歩いていこう!
サン・ベルナベ祭りは土日大いに盛り上がって、日曜の夜に花火が上がった。花火始まったの何時だと思いますか?
23時!
日本だったら近所迷惑で絶対に無理な時間。
そんな遅くに花火あるなんて知らないから、ホテル帰ってお風呂入っていて、花火の音だけが遠くに聞こえた。見たかったな〜
街中が音楽に合わせて楽しむ様子は本当に好き。 ログローニョ好きになった。
今日も一日お疲れ様でした!!
>>次回、11-12日目。バスでワープ。次の街はどこだ?
【番外編】ログローニョはバル巡りの名所だった。
最後までお読みくださりありがとうございます!
★ありのままの自分でカミーノを歩く🥾マガジンにまとめています
★あつみのプロフィール
新卒から13年働いた大企業を退職して海外ノマド(フリーランス)に。マーケティングコンサルティング、コミュニティマーケティング、翻訳ライティング編集などをしています。
思わず誰かに話したくなる面白い経験が好きで、会社員しながら月イチで海外を決行したり、弾丸で旅に出るのが楽しすぎて旅レポを書くようになりました。会社辞めると決めてからコロナ禍3ヶ月海外は8カ国12都市を巡る。東欧ジョージアで開催された海外移住体験プログラム「ノマドニア」を経て海外ノマドに。スペイン巡礼”カミーノ”33日間の体験をnoteで振り返り中。
Twitter:https://mobile.twitter.com/atsumiee
Instagram:https://www.instagram.com/atsumiee_/
★ありのままの自分でカミーノを歩く👟
★海外ノマドになるまで「ノマドニア」体験記
★コロナ禍3ヶ月の海外旅行、1カ国目パリ旅の記事まとめはこちらです💁♀️
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