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うつから抜け出す:何となく楽しいを探す

「うつから抜け出したきっかけは?」

よく聞かれる質問です。僕もうつ病の治療が長期化していた時、回復した人のきっかけを探していました。

人によりきっかけは違うと思いますが、僕がうつから抜け出したきっかけと今でもうつになった時に抜け出すために意識していることをお話しします。

注意)専門家ではないため医療に関することはお話しできません。一個人の体験談としてお読みください。医療に関することは専門家にご相談ください。


うつ病回復のきっかけ

僕はうつ病の治療を始めてから約3年間は、回復の兆しがありませんでした。あまりに治療が進まないのでこれ以上は良くならないと判断し復職をしました。当然回復していないのに働けるわけもなく、すぐに再休職しました。

そんな僕ですが3回目の休職中に、回復の兆しが現れそれをきっかけに徐々に回復していきました。今では復職をし2年以上働くことができています。

僕の回復していく過程はざっくりですが下記でした。

<回復していく過程>
①:とにかく休む
②:少しずつ活動を増やしていく
③:楽しいと思えることに没頭する
④:社会復帰の準備をする
⑤:社会復帰
⑥:健康第一で生活を継続する

3回目の休職前は②までしか行けませんでした。③の楽しいと思えることがありませんでした。今回はここのお話です。

楽しいと思えることを探す

世の中に出回っている体験談を見ていると「楽しみを見つけよう」とか「趣味を作ろう」と書かれていのるですが、そもそも何も楽しいことがないんですよね。そう言えてしまうのは、うつの症状が軽くて比較的に楽に回復までたどり着いた人なんだろうと、当時の自分は思っていました。おそらく彼らの言うことは正しいんだろうけど、そもそも楽しいという感情はないわけでどうすればいいのかと。

そんな僕も3年以上の治療の期間を経て、ようやく楽しいと思える瞬間が訪れました。当時やっていたことは、エネルギーを必要としない受動的な娯楽をただ浴びることでした。

受動的な娯楽とは僕の場合はYouTubeを見ることでした。見るというのも正しくなく、ただ流しっぱなしにしているだけでした。活動する元気のない自分は散歩して食料調達する以外は横になりながら、ぼんやりYouTubeを眺めていました。特定の好きなチャンネルを見るわけでもなく、YouTubeにおすすめされたものを見ていました。

この生活を数年続けたことになりますが、ある時にちょっとだけ笑っている自分に気づきました。そこからはそのチャンネルの動画をとにかくしらみ潰しで見ていきました。そうすると、ときどき笑える瞬間が訪れます。そんな感じで面白いと思える動画を探すようになりました。

(僕が当時、面白いと思えた動画は「東海オンエアー」と「ダウンタウンの本音でハシゴ酒」です。本音でハシゴ酒は、人志松本の酒のつまみなる話の前身の番組です。)

結局、どうやって楽しいと思えるものを探すの?の答えにはなっていない気がしますが、楽しいと思えそうなものを片っ端から試し、楽しいものに出会えるまで探し続けるしかないと思っています。ただ負担になってはダメで、楽しくないと思ったら次に行くでいいです。

何となく楽しい

楽しいと思えるものを探そうと言いましたが、「楽しい」と強く思う感じではありませんでした。何となく楽しい、何となく面白い、何となく嬉しい、何となく心地よいという感じです。この「何となくよい」という感情を繰り返していきます。

小さなプラスの感情を育てていくイメージです。

ただこれは簡単に見つかるものではないです。僕の場合は3年という月日がかかりました。これは僕の仮説で何の根拠もありませんが、心と体のエネルギーがある程度まで貯まらないとプラスの感情は生まれないと思っています。

だからそれまでは、「休むこと」と「できること(活動)」を継続しながら待つしかないと思っています。

楽しいことを探すための注意点

何となく楽しい、何となく面白い、何となく嬉しい、何となく心地よい。

これらを探すための注意点ですが、病気前と同じ趣味を無理にやろうとしないことをあげておきます。僕も病気前の趣味をやろうとしましたが楽しめませんでした。すると「病気前は楽しめたのに・・・」と、病気前と比較してしまい悲観的になりました。だから試しにやってみて楽しめなかったら、一旦置いておいてください。

むしろ、病気前と違う趣味が見つかることもあります。僕は病気前の趣味は読書・音楽・ジム(ランニング、筋トレ)でしたが、うつ回復のはじめはYou Tube・TV・将棋でした。

何かを無理してやろうと固執するのではなく、「試しにやってみて面白かったら続ける、面白くなかったらやめる」が重要です。

ここまで読んで病気前の趣味はもう楽しめないの?と思った人もいると思いますが、そんなことはないです。時間はかかりますがしっかり回復していけば、病気前の趣味をまた楽しめる可能性はあります。(もちろん趣味が変わる可能性もあります。)

僕は病気前の趣味を今は楽しめています。病気前と同じ程度に楽しめるようになったのは復職半年後くらいだったので長い時間がかかるものと思っておくとよいです。

「物事への興味・関心の回復は、最後」と主治医に言われたことがあります。回復するのが一番遅いのは物事への興味・関心で、回復の最終段階です。それまでは「今は楽しめないけど、いつかはまた楽しめるだろう」と思っておいてください。

まとめ

うつから抜け出すために「何となく楽しい」「何となく面白い」「何となく嬉しい」「何となく心地よい」を探そう。探すコツは、試しにやってみて面白かったら続ける、面白くなかったらやめる。

これは僕も今なおうつになった時にやっていることです。よかったら参考にしてみてください。

今日はここまで!ありがとうございました。

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