好きな作品の傾向
いまさらだが、図書館戦争にハマっている。
古本をぷらぷらと見ていたときに、目に入り「有川浩さんの作品ってそういや見たことないな〜」くらいのテンションで手に取った。
最高。
この本をわたしの手に取らせてくれた聖なる力とわたしの日頃の行いに感謝する。
とにかくキャラクターが魅力的。
メディア良化委員からの不当な検閲から、図書館の自由を守るべくたたかう主要人物が、もれなくカッコよく胸アツなのだ。
わたしはキャラクターが魅力的な本が好きだ。
魅力的なキャラクターが、ぶち当たる困難に対しどう考えどんな行動を起こすか、その結果どう成長し変化していくを、自分ごとのようにのめり込んで見てしまう。
図書館戦争は図書館で戦争をするという、「真逆の概念ではないのか」とすら思うほどの設定を、パラレルワールドとして本当にあったかもしれないというリアルさで描く。
現実にはありえないけど、現実にありえたのかもしれない。
このアンバランスなのにやけにリアル、という点が、ストーリー自体のおもしろさとわかりやすさの両立を実現している。
ストーリーがおもしろくわかりやすいから、キャラクターの感情や機微に、思いを馳せることができる。
久しぶりに好きな本に巡り会えてうれしい。
有川浩さんの他の本もこれを機によんでみよーっと。
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