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無意味の意味よ、もう一度。デザインはエンタメ。合理的? 無駄? 心は豊か?

外部ブレーンであるコーダーさんと電話をした時、「アメリカの(シーズンが終わった)連続ドラマを続けて見過ぎて、まるで苦行のようでした。」という話を聞いた。そこで私は漫画を思い出す。

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高校生の時、クロスカントリースキー部というマニアックな部活に入りながら、コンビニでアルバイト。放課後は、彼女もいなく、友達も少なかったもんだから、とにかく部活とバイトに明け暮れた。試験期間なんか、みんなバイトを休むもんだから、「稼ぎ時だ!」とかいいながら勤務時間を加速させていた。バイトのやり過ぎでそこそこ貯まったお金は、そのまま漫画代に消えていった。

一時期、漫画の買い過ぎて本棚の底面が弧を描いていた。まだ連載中の新刊とかには興味がなく、既にストーリーが完結した漫画全○巻をまとめて買い、ぶっ続けて読む。というスタイル。読み終わった漫画も、ふとしたきっかけで読みはじめると、もう最終巻まで止まらない。時間が過ぎている、という現実に戻りたくないがゆえ、さらに読み続ける、というわけのわからない苦行であった。

特にその行為を繰り返していた作品が、3×3EYES。不死人となった主人公、妖怪であるヒロインがアジアを中心に人間になることを目指す物語。物語は様々な逆境が重なり、主人公たちに襲いかかる。この苦行、を読み続けるという苦行。気づけば、ほら夕暮れ。当時はそんな時間の過ごし方にものすごく後悔したもんだけど、最近は、まぁいいじゃないか、って思えてきました。

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別の日、あるお客さんが、初めてユニクロに行ったという。いやぁー、すごい品揃えで驚きました! ユニクロといえば、超合理的。合理的 = 無駄なく能率的であるさま(goo辞書)この、無駄なく能率的であるさま、に「超」がつくのだから、それはもう、とことん合理的なのだろう。

私の中で超合理的といえば、しょうが焼き定食である。豚肉と玉ねぎとタレが絡み合うおかず。定食なので、もちろんご飯がつく。おかずとご飯を、ワンツー、ワンツー、とリズミカルに食べる様。時間がない中、食の楽しみとスタミナ感を十分に味わせてくれる。様々な良さが凝縮されているのである。超。超合理的 しょうが焼き定食。超合理的 日高屋。超合理的 ピンクサロン。

そういえば、友人デザイナーのクライアント、社長さまの発言を思い出した。「無駄、って素敵ですよね。無駄こそ、いいんですよ」

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なんでも無意味に過ごす時間ってのは、人間にとって、睡眠と同じぐらい必要らしい。ソース? 2ちゃんだよ、2ちゃん。情報源としては、かなり正確だろう? あながち間違ってはいないと感じる。

超合理的に生きるのであれば、「睡眠・仕事・食事・ウンコ」のみやっていればいい。でもよぉ、味けない人生になっちゃうよなぁ。ここに、「エンタメ」のスパイスを入れることで、刺激が増すのです。「エンタメ」は、十人十色。趣味の映画であったり、男女集まるBBQだったり、漫才見ての抱腹絶倒だったり、秋葉原路上でメイドさんが配るフライヤーをもらう際、ちょっとだけ会話できる時間だったり。

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価値観のわからない他人から見れば、「な〜んでそんなことに時間費やしてんの? 無駄じゃん!笑」とバカにされるでしょう。最低限の衣食住は、誰も「無駄」とは言わないでしょう。逆に言えば、そこ以外は、すべて「無駄」だと思われる可能性大。でもね。それが普通なんです。そうそう。端からわかってた。

生きている? 生かされている? 嘆く無駄な人生であれば切ないが、「あひゃひゃ、無駄だったなぁ」と笑い飛ばせるのであれば、オールOK。だから恐れるな。無駄を、無意味を。デザインだって、なきゃないで別に生きていける。でも、あったらあったで、生活がより豊かになる。つまり、デザインはエンタメでもある。デザインを伝えることもエンタメ。noteよ、ここだぞ、ここ。

ところで、この文章を読んでいる画面の前の貴方様。「睡眠・仕事・食事・ウンコ」時間は削られたかもしれませんが、その分、心がちょっとでも豊かになったのならば、最高の無駄時間だったでしょう。ありがとう。無意味の意味に、改めて感謝。さてさて、ボクの、アナタの心は豊か??

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