劇団「キ・カンパニー」。クライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー。
“演劇を通し もっと楽しい!を広げたい”
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◎ デザイン解説のようなストーリー
劇団「キ・カンパニー」のコンセプトは、「つくるを通じ、楽しいをもっと広げる」。
代表の飯窪さん、脚本・演出・俳優の望月さんをはじめ、同じ想いの者が集い、エンタメを表現。筑波大学にいた時の学生仲間で結成された。
特長は、劇中のみにおさまらない、「心意気」。
低反発クッションを全席においたり、赤裸々トークを上演後に行ったり。「つくるを通ずる」をベースに、そこからブワッと派生する広がり。キ・カンパニーの「キ」は、「木」であり、「気」である。
まさに、活動理念を体現した、力強いロゴなのだ。
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……力説したが、異変にお気づきだろうか。
「同族」ポスターに、ロゴの姿はない。そのときの“舞台内容”にともない、都度アレンジ。これもまた、瞬間風速や時代を読みとる味。
まぁ、「同族」の解説でもしようか。動画配信で稼ぐ教祖みたいな人と、サイとヤクザと、なんやかんやのハートフルストーリー。タイトルに注目!
「同族」を形づくるピンクライン。内側と外側の線は、本作の主役である、「二卵性双子」を表している。カラーは同じだが、交わらないのだ。なぜ? 二卵性だからよ。
でもね。ちょっと引いて、遠くからポスターを見てごらん。“不思議な一体感”があるでしょう。
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容姿が交わらない、生き様は交わる。運命? いいや、遺伝子よ。螺旋模様はDNA。
一見、よくわからんビジュアル・デザインも、しっかりとした「意図・理由」がある。ってことをちょっとした時に思い出してほしいの。ふんがふんが。
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◎ デザインから派生したエッセイ
ストーリーの「基」となる、2人との出会い。独立した直後。私は方向性を模索していた。
仕事以外に、何かしらの表現をせねば、世間様から評価を得ねばと焦っていた。で、安井隆人というイラストレーターと2人でユニットを組んだ。
その名も、「本日のアトオシ」。
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アートイベント、デザインフェスタに出展。
ブース前を通る人に、動物など適当な絵を描いてもらう。そこに絵を描き加え、「3分以内に、絶対に面白くする」というパフォーマンスを行った。なぜ? 私が聞きたいよ。
無意味の塊パフォーマンスは、意外にも好評だった。続けていると、ある短髪で背の高い男性が近づいてくる。
「これは、何してんですか?」……ギョロリとした目で声をかけられる。これが望月さんとの出会いだ。
内容を話すと、じゃあ僕もやらしてください、と。喜んでくれた。その後、一緒に会場に来ていた飯窪さんと福士さん(今の飯窪さんの奥さん)とも出会う。
Facebookでつながり、第1回公演を見に行き、以降、公演の度に、タイトルロゴやフライヤーなどをつくらせてもらった。
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提案したデザイン、純粋に喜ぶ顔。
彼らは、本当の「楽しい」の意味を教えてくれた。ゴールは、「人に喜んでもらう」こと。演劇でも、文章でもいい。
デザフェスで望月さんに描いた作品。題は、「人間交差点」。生きていれば、何かと交わる。酸いも甘いも。
これからも、ひとつひとつ、かみしめていこう。
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・ クライアント:
代表「飯窪圭司」
脚本・演出・俳優「望月幸太郎」
・ デザインと文章:
グラフィックデザイナー「アトオシ(永井弘人)」
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◎ ロゴデザイン・ブランディング事例:
劇団 「キ・カンパニー」
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◎ 次のクライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー:
印刷会社「河内屋」
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