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出張撮影サービス「家族の日」。クライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー。

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“家族写真を通して 日常〜非日常を感じてもらいたい”


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◎ デザイン解説のようなストーリー



出張撮影「家族の日」は、家族が育った場所、撮影依頼者のご自宅にて家族写真を撮るサービス。

成長の度に逢える関係性、人と人とのつながりを大切にする。

フォトグラファーchihoさんが、「家族の日」をはじめたきっかけは。

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もともと趣味で家族写真、スタジオ勤務で子供写真を撮影している時に、“人と人とのつながり”が大切であることを感じていた。

2011年、故郷の宮城県震災の時、“物や形”は、存在があるようでないことに気づいた。自分には何ができるか、と改めて考える。

私は、“家族や大切の人”から、たくさんの愛をもらってきた。

“何気ない日常”という、当たり前のようでとても美しい風景。写真を通じて、自分がもらってきた愛を返していきたい。

その想いを胸に、「家族の日」をはじめた。

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オリジナルタイプは、“特別感・高級感”を。

“家族・つながり”を感じさせるシンボルマークによって、「家族の日」のコンセプトを具現化。

ロゴマークを反映した名刺・封筒は、サービス名が見えてくるシンプルな構成に。

フォトグラファーは、一歩ひいたとこに立つ。まるで、撮影シーンを感じさせる、そんなデザインツールを意識した。

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chihoさんは語る。「家族とは、私の人格、私の人生でもあります」。

コピー年鑑で出会った言葉。「家族は、面倒くさい幸せだ」。

私が小学生の時、親が離婚し、愛があふれる家庭とはほど遠い毎日を過ごしていた。

自分に妻ができ、子が生まれ、ようやく、2つの言葉の意味がわかった。自分以上の自分事。ホントに、本当に、面倒くさい幸せだ。


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◎ デザインから派生したエッセイ



「家族」について、改めて、考える。

1人1人、構成や環境がちがうから、実の親・兄弟・子に対する感情も全くちがうだろう。

高校生の時、「目の前から消えろ」と言われて以来、お袋に対しては、冷めた感情を持つようになったし、中高大と慶應コースを突き進み、かわいい彼女をとっかえひっかえ、モデル活動もしてた4つ上の兄にはバカにされまくっていた。

一方その頃、私は勉強も運動もできない、秋葉原に通うオタクボーイ。そりゃそうか。

人間の性格の骨格ができあがるのは、20歳まで。

「家族」に対する感情も同じ。「家族」に対し、超ドライ&クールな感情を抱えていたんだ。(もちろん、感謝している“部分”もあるっちゃ、ある)

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そんな時に、「家族の日」ロゴデザイン依頼。

chihoさんが撮影した家族写真を見る。「純粋にキレイ」だ。

一流タレントが出ているわけではない。莫大な金がかかったセットがあるわけではない。

でも、「その家族」にとっての「子ども」は、どんなタレントよりも“価値”があり、「その家族が育った場所」は、どんなセットよりも“想い入れ”がある。

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気づきと同時に、妻と2人の子に囲まれる。

あれだけ冷めた感情で接していた、「家族」という言葉は、徐々に暖かみを帯びてきている。

そのきっかけ、「家族の日」プロジェクトにも感謝。

どう? 仕事と生活が思いっきりミックスした感じ。

私は、私の子に、そんな背中を見せていきたい。それだけよ。


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・ クライアント:
フォトグラファー「chiho」

・ デザインと文章:
グラフィックデザイナー「アトオシ(永井弘人)」

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◎ ロゴデザイン・ブランディング事例:
出張撮影サービス「家族の日

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◎ 次のクライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー:
グラフィックデザイナー「アトオシ(永井弘人)


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