プリザーブドフラワーブランド「ri Lavande(リラバンド)」。クライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー。
“プリザーブドフラワーで 癒やしを提供したい”
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◎ デザイン解説のようなストーリー
“プリザーブドフラワー”とは、花の樹液を抜き、染料を吸わせ、乾燥させた花。短期劣化がなく、みずみずしい質感、自然な風合いを楽しめる。
このフラワーのオリジナル“1点モノ”を制作するのが、「ri Lavande(リラバンド)」。
このブランドを立ち上げた、中村さん。花器販売関連のメーカーに勤めていた。
その中に、プリザーブドフラワーの既成販売もあるのだけど、「“個々の好みやシーンにあった”フラワーをつくってあげたい」という想いが強くなり、ブランドを立ち上げた。
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生花には、短期間で魅せる力強さがあり、プリザーブドフラワーには長期間、飾り続けられるという良さがある。
場に佇むことで、より「心地良い空間」をつくり上げる。これが、コンセプトだ。
ロゴタイプ。「ri」 に「人の手で想いを込めてつくる」。「Lavande」に 「美しさを保つ」。 優しく伸びゆく形。
シンボルマーク。 空間をつくりはじめる、「これからへの期待感」。
タイプ・マークのどちらも、媒体によって自由に選択でき、様々な表情を見せてくれる。
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花とデザインが共存し、心地良い空間をともにつくり上げる。自分のつくりたい方向性を見つめ、ゆっくり時間をかけて、ブランドを根づかせていく。
勢いづかなくてもいい。手の届く範囲で、しっかりと。
「上品」とは、純粋無垢な想いを持つ、「人」からにじみ出るのだと思います。中村さんのように。
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◎ デザインから派生したエッセイ
「品」。私の中で勝手に想像する、「上品」な女性。ガシガシと自己主張、アピールをしまくらない。なにかにつけて、文句や皮肉を言わない。
ほほえみがやさしい。なんというか、清楚なのです。
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自分に子どもができて、感じたこと。「生まれた瞬間」は皆、同じである。赤ちゃんにできることといえば、こうしてほしい、という欲求アピール。
そこにはもちろん、「上品」も「下品」もない。
それでは、人は人生のどこで、上品・下品に分かれるのか。
小学1年生ぐらいだろうか。徐々に、「品の差」が出始めるのは。と考えると、「親の教育」という「生活環境」が大きく感じる。
「周りがどのように接してきたか」によって、その人の品に影響が出る。
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まぁ、子の親を見れば、だいたい、“品の度合い”が重なるので、「あぁ、なるほどなぁ」と思ったりもする。
学校だと、生徒に対する「先生の品」。仕事だと、新人に対する「上司の品」。デザインワークだと、クライアントに対する「デザイナーの品」。
接する相手の影響が、品の一因になる。「品」とは、「日頃、接する人たちの鏡」でもあるのだ。
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……ってことで、中村さんの上品度合いが、ハンパなくあったので、あぁ、周囲の生活環境もよかったのだなぁ、と勝手な想像をしつつ、つくっていただいたフラワーを眺めているのでした。
私の品も、キュキュッと磨かれるのでした。
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・ クライアント:
プリザーブドフラワーデザイナー「中村里咲」
・ デザインと文章:
グラフィックデザイナー「アトオシ(永井弘人)」
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◎ ロゴデザイン・ブランディング事例:
プリザーブドフラワーブランド「ri Lavande (リ ラバンド)」
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◎ 次のクライアントさんの声、ロゴデザインと想いのストーリー:
劇団「キ・カンパニー」