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知能指数と性格と学力で人生を予測する

認知能力の指標としてよく用いられるのは,知能検査の結果である知能指数(IQ),学業成績(1年間や学期の成績や学校段階),学力テストの結果です。また,知能の指標として学力テストの結果が使われている論文も,思った以上に多いのですよね。でも,果たして同じものと見なしてよいのでしょうか。


知能と学力

知能検査と学力試験は,100年前の文献から対比しながら「違うもの」として扱われてきました。達成度を測定する学力テストは,到達度テストとも呼ばれますが,学校や生活で身につけた知識を把握するために行うものです。ある範囲を学んだことを示すテストです。でも一方で,こういったテストは知能とも関連するのですよね。

加えて,ビッグ・ファイブ・パーソナリティの勤勉性や自己制御,グリットといった心理特性も,達成度テストに影響すると言われています。

このあたりの関係は,どのように考えれば良いのでしょうか。知能とパーソナリティが学力やその他の人生のさまざまな結果に対して与える影響を検討した研究があります。こちらの論文を見てみましょう(What grades and achievement tests measure)。

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