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みみすず制作譚

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#映画

制作がはじまった、あの夏の日のメモワール

制作がはじまった、あの夏の日のメモワール

「耳元の鈴を鳴らさない!」を制作する際にかなり意識したことがあります。

それは携わるクリエイターの数です。

ちょうどキングコング西野さんのビジネス書を読んだあとというバックボーンもありましたが、単純に私自身に自信がなかったのが最大の理由でした。

イラストを交えた作品にしたかったのも、良い仕上がりにできる自信があったからです。

以前noteでもお話ししましたが、本編はイラストなしでは完結しな

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絵師さがし

絵師さがし

「耳元の鈴を鳴らさない!」には40名を超えるクリエイターが制作に携わっております。

その中でもわたしが一番こだわり、最初に声をかけたクリエイターはイラストレーターです。

最初に企画を公開する前に、メインビジュアルを公開することを考えていました。

作品をイメージしやすく、明るい未来や希望、何かが起きる小説だということを提示したかったのです。

そういった構想もあり、本文が完成した後はイラストレ

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小説を書いたことがありますか?

小説を書いたことがありますか?

わたしはありませんでした。

「耳元の鈴を鳴らさない!」の執筆には四か月がかかりました。

その後に改稿したりが続き、結局のところ一年くらいかけて本文はブラッシュアップされましたが……。

今回執筆にあたり意識したことは、

・本文の長さ(本の厚さ)

・ラノベっぽくない表現

・漢字とひらがなのバランス

・一巻完結

・ページをめくる時の文末

・従来の本の形式をできる限る破る

他にも無数と

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みみすずの可能性のようなもの

みみすずの可能性のようなもの

みみすず制作譚part2

原稿を完成させる。と平行しながら行なっていた作業があります。

それはこの企画が魅力的なものかどうかを伝えるための資料を作る。

というものです。

執筆の休憩にわたしは現代の出版状況を調べます。

この資料は多くのクリエイターを口説くときに使おうと決めていました。

説得力が増えますし、自分を安心させたい。という思いもあったでしょう。

しかし、あまり役に立ちませんで

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さあ。制作過程をお話しするよ。

さあ。制作過程をお話しするよ。

みみすず制作譚part1

この記事はわたくし佐久良マサフミが企画原案・著者を務めた書籍「耳元の鈴を鳴らさない!」の制作を赤裸々に語っていく場所にしようと考えております。

制作過程をコンテンツとして配信することは企画を立ち上げた段階で考えていたことでした。

しかし、成功も何も残していないこの制作譚が、清々しいもののように思えず、あまり多くを語りたくなかったというのが正直な思いでもあります。

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