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さあ。制作過程をお話しするよ。

みみすず制作譚part1


この記事はわたくし佐久良マサフミが企画原案・著者を務めた書籍「耳元の鈴を鳴らさない!」の制作を赤裸々に語っていく場所にしようと考えております。

制作過程をコンテンツとして配信することは企画を立ち上げた段階で考えていたことでした。

しかし、成功も何も残していないこの制作譚が、清々しいもののように思えず、あまり多くを語りたくなかったというのが正直な思いでもあります。

この度はクラウドファンディングで目標達成という一つの”成功”をつかむことが叶ったと思っております。

今なら……。わたしのもう一つの物語も少しだけ面白く見えるのかもしれないと……。



これから少しずつ更新して参りますので、何卒宜しくお願い致します。

何かを自らの手で生み出し、発信しようとしているクリエイター様の、微かな希望になることを祈って……。









2018年1月。大分のsamasama(スーパー銭湯)のお湯に浸りながら、わたしはこの企画の枠組み、「耳元の鈴を鳴らさない!」のプロットを四時間かけて作り上げました。

「大分への恩返しがしたい」「わたしにできることってなんだろう」

こだわったことは「かたちに残る、目に見えるものにする」ということです。

「大分を舞台にした一次創作作品を作ってみよう」

映画やマンガ、小説はどこか魅力的に感じられず、

”ライトノベル”調で挑むことにします。



ラノベっぽくしようと狙った意図はいくつかあります。

・イラストレーターを交えることで制作人数を増やすことができる。

・いまだに発展途上のジャンルである。

・《地域貢献、地域活性×ラノベ》という組み合わせの前例がない。

・若年層をターゲットにすることができる。

等々……。


話題性、新規性が必要なプロジェクトを作りたかったので一つでも多くのファクターを盛り込もうとしました。



クラウドファンディングの構想もこの段階からありました。辿り着くまでかなり時間はかかってしまいましたが……。





次にストーリーについてです。

ストーリーは一言で言うと「大分の高校生が映画を撮る」というもの。

”映画”を題材にした理由は、掘り下げられるものが映画くらいしかなかったからです。

それに”映画”という文化にも、わたしは育てていただきました。

同時に”映画”への恩返しも叶えるのなら、わたしにとってこのプロジェクトはとても意義のあるものになる。

そう思いました。






ストーリーについてもう少し。

わかりやすく、落ち着いたものにしたかったので、「耳元の鈴を鳴らさない!」のプロット作成では以下のことを意識しました。

・登場人物を最小限にする。

・ありきたりな三幕構成にする。

・主人公の特技を用いて、問題を解決する。

・主人公はずっと不幸。しかし最後には少しだけ労が報われ、幸せな気持ちになる。

・メインとなるキャラクターも、わたし自身と同じように何かに挑戦している姿を描くこと。


特に意識したのは一番下ですかね。

読後に、佐久良マサフミと物語を照らし合わせて、何かを感じられるようなものを目指しておりました。





ここからが一つ重要な点だと思います。



ある程度制作のイメージが固まり、物語の構想も出来上がったところで、

お次の行動はなんでしょう。





仲間集めではありません。


まだ一人です。



わたしがこの後にさっそく行ったことは。







原稿を完成させることでした。




次回はクリエイターの集め方を記していこうと思います。


佐久良マサフミ

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