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自分の営業スタイルを模索した新卒1年目。失敗を成功体験につなげる「切り替え力」が、新人賞受賞につながった。

 ヒューマングローバルタレント株式会社に新卒入社し、バイリンガル人材向け転職サイト「Daijob.com」の営業を担当する大岸拓真さんは、2023年度新人賞を受賞しました。社会人として1年目に取り組んだことや、仕事のやりがい、そして2年目に向けての想いや今後の目標などを伺いました。

ヒューマングローバルタレント株式会社 メディア営業部 |大岸 拓真さん

――まず、入社のきっかけを教えてください。

 私は大学受験の頃から大学時代を通して英語を勉強してきました。得意な英語を生かせる仕事をしたいと考え、就職活動を始めるとき、バイリンガル人材に特化した求人サイトのDaijob.comに登録しました。すると、Daijob.comを運営するヒューマングローバルタレントを紹介され、応募して採用されたのです。
 就職活動では他の企業も受けましたが、ヒューマングローバルタレントに入社する決め手になったのは、最終面接で先輩社員の方々とお話ししたこと。当社は会社の規模がさほど大きくありませんが、だからこそコミュニケーションが取りやすいと感じましたし、実際に英語を使って働いている先輩方の話をお聞きして、自分が思い描く仕事像に近かったので、入社を決めました。

――現在は、どのようなお仕事を担当されていますか?

 主に法人営業を担当しています。日系グローバル企業や外資系企業など、バイリンガル人材を求めている企業向けに、Daijob.comへの求人掲載枠などを販売する仕事です。クライアント企業の募集職種や採用条件、現状の課題等をうかがった上で、Daijob.comの活用方法や採用計画の提案を行い、販売へつなげていきます。

――新人賞受賞は、どのような点が評価されたと思いますか?

 大前提として、売上目標を通期で達成できたことが挙げられますが、どうやって目標を達成したかという点が評価されたと思います。私は、自分では「切り替え力」があると思っています。失敗してもズルズル落ち込むのではなく、すぐに切り替えて「次に同じミスをしないためにはどうすればいいのか」と考える。失敗を糧に成功体験につなげる切り替え力が評価されたのではないか、と自分では考えています。

表彰式の様子


――例えば、どんな失敗があったのでしょう?

 私は忘れっぽいところがあり、新人の頃は1度注意されたにも関わらず、同じミスを2回3回と繰り返すことが多々ありました。特に、見込み管理(自社の商品やサービスに関心があり、将来顧客になりうる見込み顧客の情報を整理し、適切なアプローチを行うこと)がうまくできていなかったので、自分専用のチェックリストを作成しました。出社時と帰社前にチェックリストを確認し、自分がやるべきことを忘れない仕組みづくりを工夫したことで、ミスや取りこぼしを防げるようになりました。


――社会人になって大変だったこと、苦労された点はありますか?

 入社当初は慣れないことだらけで大変でしたが、日々あっという間に過ぎていきますし、先輩方も優しく教えてくださるので、目の前のことを一生懸命にやっていれば大丈夫でした。本当に大変だったのは、入社から半年を過ぎた頃です。半年もたつと、新人というよりチームの一員となり、自分で売上を立てていかなければいけません。1人で新規案件を担当し、商談の内容を固めたり商談資料を作成したりするのも自分で行わなくてはいけないので、正直いって相当あっぷあっぷでした。ただ、「新卒だから」の言い訳が通用しないその時期に頑張ったからこそ、いまにつながっていると感じています。12月頃、上司から「いい意味で、もう新卒じゃない。大事な戦力の1人して見ている」と言っていただけて、とても嬉しかったですね。

――新卒で入社して、この1年を振り返っての率直な感想をお聞かせください。
 振り返ると、あっという間の1年でした。常にいっぱいいっぱいで、例えるならば、果物が山積みになったカゴを抱えているような感じ。どんどん新しいものが入ってくるので、抱えているものを落としそうになりながら、でも何とかバランスを取りながら積み上げていった1年でしたね。

――初任給をもらったときの気持ちは、覚えていますか?

 はい。やはり嬉しかったです。初任給をもらったら、これまで心配をかけてきた母にご馳走しようと決めていたので、一緒に焼肉店に行きました。母も私と同じく感情を表に出すタイプではありませんが、喜んでくれていました。

――お仕事でやりがいに感じることを教えてください。

 転職は、人生が変わるくらいの大きな出来事だと思います。Daijob.comの営業を通して、求職者の方の人生を左右するような大きな出来事に携われていることに、やりがいを感じています。もう1つ、営業マンとして、私が担当しているからクライアントが利用してくださると感じられたときも、やりがいを感じますね。



――お仕事をする上で大切にしていることは?

 私は人からよく「感情が全然表に出ない」「冷静で、物事に動じないように見える」と言われます。ドライで熱量のない印象を他人に与えるので、だからこそ営業ではできるだけ訪問し、先方の担当者に直接お会いして人間性を伝えることを大事にしています。コロナ禍以降、オンラインでの打ち合わせや商談が主流になっていますが、訪問して対面でお話しすると人間関係の構築にプラスに働きますし、先方の印象にも残ります。実際、先方から「訪問とかしなさそうなタイプなのに、来てくれてありがとう」「訪問してくれたのは大岸さんが初めてです」などと言われ、成約につながったケースも複数あります。
 上長からも「入社1年目は自分のスタイルを探す年」と言われ、入社当初から、自分にはどんな営業スタイルが向いているのか考えてきました。先輩方を見ていると、冷静なタイプとパッション系の熱いタイプの2パターンがあり、自分は前者かな?と思っていましたが、模索していく中で、自分の思いや情熱を相手に伝えた方がいいと思い、方向転換しました。クライアントとお話しするときは「Daijob.comは転職を手助けするサイトですが、採用成功が私たちのゴールではありません。その先の、会社の事業や売上の拡大、会社を大きくすることが本当のゴールです」などと、自分の思いを熱く語っています。

――今後の目標を教えてください。

 新卒の後輩が入社してきて、これまで以上に頑張らなければいけないと思っています。私は入社当初、訪問や商談に同席してくださった先輩社員を見て「こういう人になりたいな」と思いました。私自身も、そんなふうに後輩のお手本となるような存在を目指したいです。もう1つ、新人賞をいただいたので、次は優秀社員賞を目標に頑張りたいですね。

――最後に、1年前の自分を思い出して、新卒の方へのメッセージやアドバイスをお願いします。

 就職すると、周囲は社会人経験の長い人ばかりなので、自分のできないことや至らない点ばかりが目について、落ち込んだり焦ったりすると思います。でも、仕事は初めてのこと、慣れないことだらけですから、最初はうまくできなくて当然です。とにかく焦らないことが大事。いま自分に何ができるかを考え、目の前の課題に1つずつ取り組んでいけば、1年後にはきっと自分自身の成長を実感できると思います。

<大岸 拓真さんプロフィール>
大学では国際学部で、発展途上国が抱える課題とその解決策を研究。得意の英語を活かして働ける仕事を志望し、2023年、ヒューマングローバルタレント株式会社に新卒入社。バイリンガル人材向け転職サイト「Daijob.com」の営業を担当。2023年度新人賞を受賞。


※2024年4月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・講座名等は取材時のものとなります。

<ヒューマングローバルタレント株式会社・会社概要>
ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comは、1998年にオープン。累計登録者数78万人、求人掲載数常時11,000件以上と、世界27カ国・累計取引社数9,400社以上の外資・日系グローバル企業から高い評価を得てきました。海外転職専門の「Working Abroad」や、職種やスキルに特化した「Daijob Specialists」シリーズの転職サイトも展開し、ダイレクトリクルーティングを含め、企業と求職者との効率的なオンラインマッチングの場を提供しています。


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