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成長につながったのは、社会人1年目に痛感した営業職としてのコミュニケーションの難しさ。

 2023年4月にヒューマンリソシア株式会社に新卒入社したのは89名。その中から3名が2023年度新人賞に選ばれました。ヒューマンリソシアで設計事務所を対象に人材紹介営業を担当する早川天眞さんはその1人です。社会人として1年目に取り組んだことや、人材業界で働くことのやりがい、そして2年目に向けての想いや今後の目標などを伺いました。

ヒューマンリソシア株式会社 人材紹介事業部 東京紹介第2営業部 |早川 天眞(たかまさ)さん

――まず、入社のきっかけを教えてください。

 実は就職活動では、最初は信用金庫を志望していました。人の助けになる仕事、その人の人生の大きなイベントを助けられるような仕事をしたいと思っていたからです。人生のあらゆる場面に関わるお金を扱い、地域密着型の事業を行う信用金庫が自分の志望にぴったりだ、と思っていたのですが、残念ながらうまくいきませんでした。そこで就職エージェントに相談したところ、人材業界が向いているのではないかとアドバイスされました。
 ヒューマンリソシアに入社を決めたきっかけは、面接での体験です。面接では、面接官の方が、「どういう仕事をやりたい?」と私の希望を聞いた上で、踏み込んだ分析をしながら将来のキャリアプランまで考えながら話をしてくださったことが、率直に嬉しかった。その後の面接でも、相手の話をしっかり聞こうとしてくれる会社だという印象がますます深まり、好感を持ちました。

――現在は、どのようなお仕事を担当されていますか?

 私が所属しているのは、人材紹介事業部です。当社の人材紹介事業部は建設・不動産業界に特化して中途採用の人材紹介を行っていますが、私の所属する課は設計事務所を専門に担当しており、2023年4月に新設された部門です。私はRA(リクルーティングアドバイザー)として、設計事務所から求人ニーズの獲得を担当しています。

――新人賞受賞は、どのような点が評価されたと思いますか?

 1つは、他の同期たちと比べて、早い段階で成果を上げられた点を評価していただけたのだと思います。初成約が7月で、2023年度上期の後半からコンスタントに目標をクリアすることができました。もう1点は、あるお取引先の設計事務所で、複数名の人材紹介契約を締結できたこと。ご紹介した求職者の方は、60歳以上のシニアや第2新卒の方など、様々なバックグラウンドの方々の転職支援に成功した点も、評価していただいたと思います。

表彰式の様子


――成功の要因を自己分析すると、どんなことが奏功したと思いますか?

 幅広く情報をキャッチするために、常にアンテナを張っていたことがよかったと思います。普段から、お取引先企業さまの情報を常にチェックしたり、求人動向も定期的に把握するように努めています。求人営業活動でも、社内外のさまざまな人と話をする中で、経験豊富なシニア人材に関心をお持ちだったり、新卒採用ができず第2新卒も検討されていることなど、常に情報をキャッチしていたことが、人材のご紹介や成約につながったと考えています。

――新卒で入社して、この1年を振り返っての率直な感想をお聞かせください。
 
 チームの人たちに恵まれていたと思います。課長をはじめ全員人柄がよく、「楽しく仕事をしよう」という大前提のもと、優しく厳しく指導していただきました。1次面接でお会いした人が今年の3月から私たちのチームに異動され、いま一緒に働いています。私のチューターを務めてくださった先輩は、私より22歳も年上の営業のベテランで、いろいろなことを教えていただきました。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、チームの先輩方から多くのことを教わったことが、自分自身の成長につながっていると感じています。


――先輩から教わったことで、特に印象に残っていることは?

 ひと言でいうと、複数の目線を持つことの大切さでしょうか。例えば、私たち営業は企業から求人情報をいただくこと、成約につながりそうな「いい情報」を探すことばかりに目が向きがちです。けれど、求職者の方がその企業に魅力を感じなければ、応募してもらえません。この会社はどんな会社で、仕事内容や職場環境にどんな魅力があるのか、求職者目線で、求職者の方のためになる情報を引き出すこと。そして、その情報を求職者の方と直接接するキャリアアドバイザーにきちんと伝えることが大事だと学びました。

――お仕事で大変だったこと、苦労されたことは?

 私は人とコミュニケーションを取ることが大好きで得意だと思ってました。しかし仕事では、ヒューマンリソシアという名前を背負って、営業職として企業の方々とコミュニケーションを取ることになります。学生時代やプライベートでのコミュニケーションとは違う難しさを感じました。最初の頃は、いろいろなタイプの方がいらっしゃいますし、営業として、どのように接すれば良いか悩むことが多くあり、社会人としてのコミュニケーションの難しさを痛感しました。でも、結局は相手の方と直接お会いしたり、電話で話をする中で、自分なりに相手の方の人柄を理解していったり、回数を重ねることでお互いに理解を深め、少しずつ関係づくりをしていくことが大事だと気がつきました。

――お仕事のやりがいや、仕事をする上で大事にしているのは、どんなことでしょう?

 やりがいを感じるのは、成果を出せたとき。企業の人材に関する課題の解決に1つ役に立てた、チームの売上に貢献できたと思えるので、やりがいを感じます。
 仕事で大事にしているのは、やはりコミュニケーションです。企業の方々とのコミュニケーションでは、レスポンスを早くして、自分がボールを持たないことを意識しています。また、社外や自分のチームメンバーはもちろん、社内のさまざまな人たちと広くコミュニケーションを取ることを心がけています。自分がどんな企業を担当しているのか、どんな仕事をしているのかを広く知ってもらうことで有益な情報が入ってきたり、お互い気軽に相談し合うことで問題解決につながったりするからです。


――今後の目標を教えてください。

 直近の目標としては、5月から新卒の女性社員2人がチームに加わるので、彼女たちの手本になるような存在になることです。私たちのチームは現在6名の構成です。新卒社員と年齢が近いのが私なので、一番近い立場で、しっかりサポートしていきたいと思っています。

――最後に、1年前の自分を思い出して、新卒の方へのメッセージやアドバイスをお願いします。

 営業として数字を追うことなど、社会人になって仕事で経験することは人生で初めてのことが多く、責任も伴うので、精神的につらい時もあると思います。仕事を頑張るためにも、仕事以外のプライベートで自分がリフレッシュできることを見つけておくことが大事です。プライベートできちんとリフレッシュできれば、気持ちを切り替えて仕事にもしっかり取り組めます。 
 私の場合、一番のリフレッシュは、金曜日の仕事終わりに同期の仲間と飲みに行くことでした。先輩には言えないけれど同期には言えることもあるし、部署や仕事内容は違っても同じ会社で頑張っている同期の存在は、大きな励みになります。その意味でも、同期は大事にした方がいい。ただ仲良くするだけでもいいので、何かあったときに気軽に話せるような関係性を作っておくと、社会人生活を送る上で心強い支えになってくれるはずです。

<早川 天眞さんプロフィール>
大学では法学を専攻し、2023年、ヒューマンリソシア株式会社に新卒入社。人材紹介事業部で、RA(リクルーティングアドバイザー)として、設計事務所を対象に人材紹介営業を担当。2023年度新人賞を受賞。


※2024年4月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。
 肩書き・部署名等は取材時のものとなります。

<ヒューマンリソシア株式会社・会社概要>
総合人材サービス会社として、人材派遣、人材紹介、業務受託サービスを全国27拠点で展開しています。1988年創業以来、教育事業をバックボーンに多彩なサービスを展開するグループの総合力を活かし、「人材」に関する幅広いサービスを提供しています。