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トロピック・サンダー、と他の映画の話とか宗教の話とかくだらない話とか、特に内容のない話集。

最近、MCUとかスターウォーズとかをもっとしっかり観てみようと思い立って、Disney+に加入して、スピンオフ作品もアニメ作品も全部観ていました。これらに関する感想とか考察は、したいですけど、多すぎて面倒なので、どうしようかな。

それで思っていたのが、やっぱり演技が素晴らしかったり個性的だったりする俳優さんが、やはりたくさんいるな、って当たり前のことに気づきました(こういうことって、失礼なく、上から目線じゃないように言うにはどうすればいいのか、いつも悩みます)。そして、この方達はこのような大きな作品に出る前にはどのような作品に出られていたんだろう、というフェーズに入りまして、色々見ていました。

特に気になった俳優さんが、スターウォーズでオビ=ワン・ケノービ役をされていたユアン・マクレガー(Ewan McGregor)さんと、アイアンマンでトニー・スターク役をされていたロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey Jr.)さん。

Ewan McGregor

お恥ずかしいことに、ユアン・マクレガーさんがご出演なさっている作品はあまり見たことがなくて、「そういえば天使と悪魔(ダン・ブラウン著のサイエンスミステリー小説が原作の映画)で悪役されてた!」ってなりました。ダン・ブラウン作品は、シリーズごとにサイエンスと宗教の異なる対立、というシステムがとても面白いですよね。SFチックにして、サイエンスの発展の素晴らしさの描写に過剰に偏ったり、神の偉大さの描写に過剰に偏ったりせず、平等に、そして倫理観という曖昧なものを天秤として使って描かれていてとても好きです。そして、原作も映画もストーリー展開が巧妙で観ていてずっと飽きることなく没頭できます。トム・ハンクスさんはもうほんと、相変わらずめっちゃくちゃ演技がすごいし。その中で、悲壮感に満ちた神父を演られていたのがユアン・マクレガーさん。悲壮感の裏返しの秘められた狂気もあり、とても印象的でした。が、オビ=ワン・ケノービと同一人物とは知りませんでした。ヒゲのせいですかね。でも、エピソード4の時はヒゲないしなぁ。

荒野の誘惑

直近では「荒野の誘惑」というキリストを題材にした映画を観てみました。ユアン・マクレガーさんがキリストと誘惑の悪魔の役です。とても難しかったです。荒野の誘惑というのは聖書のある章?らしいですが、なにぶん全く詳しくないのでわかりませんでした。しかし、映画や絵画などは文字が読めない人にも伝わるようなものでもあると思っているので、単に私の理解力が無いという部分が大きいと思います。

宗教の話(関係ない話)

宗教の中でも、私にとってキリスト教は身近そうでもっとも理解が難しいものの一つです。理解が難しい、というのは、信じるに値しない、という意味ではないです。いや、ないつもりです。

僕が今まで育って学んできたものや、素粒子物理学や心理学や哲学などから構築されてきた価値観では、大乗仏教のような初期仏教は割とスッと頭に入ってくる(ものがあるように感じられる)のですが、キリスト教などは、まるでそれを読み取るパッケージがないかのようによく理解できないのです。VHSの挿入口にDVDを入れられている感覚です。古いですか。じゃあ、DVDの挿入口にBlu-rayディスクを入れられている感覚です。ちゃんと勉強したい、と考えているのですが、なかなか難しい。よく、宗教の勧誘に来られた方の話をよく聞いてみるのですが、いつもどこか話が噛み合わない。根本的に何かが僕には無くて、何かかがあるような気がするのです。それは生きてきて構築される価値観なのか、勉強すれば獲得される価値観なのか、どちらなのかが今ははっきりわかっていません。しかし、キリスト教は有神論的宗教なのでおそらく前者だと考えています。

閑話休題。

Robert Downey Jr.

ロバート・ダウニー・Jrさんは、シャーロック・ホームズの映画シリーズだったり、実際の殺人事件を題材にしたゾディアックだったり、ちょこちょこは観ていました。

チャーリー

最近、「チャーリー」も観てました。彼が評価され始めた作品らしいです。とても若いロバート・ダウニー・Jrさんがチャップリンを演じられています。今の個性的な演技というより、チャップリンそのものという感じでした。すごいですね。改めてチャップリンの凄さを感じられたのですが、リアルな演技がそれを大いに助けてくれました。冒頭に、白いメイクをしていき徐々に「放浪者」になっていくチャップリンのシーンがあり、そこでオープニングクレジットをしているところが、間の使い方とBGMで、妙に可愛い映像と、どこかしんどそうなチャップリンが対照的で印象的なところの一つでした。

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

そしてさっき見たのがコメディー映画の「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」。ベン・スティラーさんが原作・脚本・監督・主演の映画です。彼の映画はいつも面白いですよね。テーマは「ベトナム戦争の英雄の帰還兵が書いた小説。それ原作の映画を撮影しているのだが、新人監督は有名俳優たちとスタッフたちを纏められず問題続き。俳優たちも私生活やキャリアに問題を抱えている。そんな中でリアルな戦争シーンを撮るために、実際にジャングルに俳優たちを放り込んでみるのだが、実はそこは本当の戦場で…。」って映画です。長い説明ですね笑。全然ネタバレにはなってないので安心してください。と言ってもかなり前の映画だし有名な映画なんでいいですよね。

ロバート・ダウニー・Jrさんは、役作りがすごい実力派オスカー俳優で、黒人になるために整形したカーク役です。

この映画は映画をフリにしたコメディでした。終始テンポがよくて楽しく見れました。ところどころ、「さっきまでそんなに仲良くなかったのになんでこのキャラを助けにいくってなったの?」とか真面目に見たら気になる齟齬はありますが、あのテンションの映画でそういうこと言うのは野暮ってもんです。

途中、タグ役のベン・スティラーさんが捕虜になって敵兵に無理やりメイクさせられて演技を強いられるのですが、その後にゆっくりメイクを落とすシーンが、どこかで見覚えがあるなぁ、と思いました。メイク道具の手元に寄ってカメラが静止したり、鏡に写っている顔にカメラが静止したり。これ勝手な予想ですけど、「チャーリー」の映画のオープニングクレジットのパロディなんじゃないか?!ってなりました。ロバート・ダウニー・Jrさんも出演されているし。

レス・グロスマンという、とんでもなく口が汚く、お金にも汚い映画プロデューサーが出てくるのですが、妙に膨れた体に妙に毛深く、妙に禿げているのに、妙にハンサムなんです。なんか違和感あるなー、誰だろうこれ、と思いながらエンドクレジットを待っていました。エンドクレジットではこのプロデューサーが音楽をかけて一人で踊っているシーンに、出演者の名前が表示されていくのですが、最後にそのプロデューサー役の役者名が表示されました。

「Tom Cruise as Les Grossman」。

トム・クルーズ?!!

これが一番この映画で笑ったところでした。
全然気づかなかった笑


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