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【実質0円大学生活のすすめ】第09回:「実質0円大学生活」のための履修計画

第7回と第8回で、科目等履修生の履修科目上限数と科目ごとに必要な学習時間を確認できました。今回は「実質0円大学生活」を目指すための履修計画について紹介しましょう。(参考までに以下に第7回と第8回へのリンクを貼っておきますね)

1.「実質0円大学生活」としては「通年で1コマ履修」がオススメ

「実質0円大学生活」では、コストパフォーマンスタイムパフォーマンスを重視します。そこで、受講したい科目の数に関わらず、出願できる最小科目数で申請しましょう。

たとえば、多くの大学・大学院では出願時期が年に1回で、4月入学が基本です。また、春学期(前期)・秋学期(後期)の2学期制が多いので、一般学生の履修計画としては、春学期と秋学期の科目を別々に選ぶことになります。

「実質0円大学生活」では、どちらかの学期で1コマ(2単位)だけの申請を推奨します。通年を通して科目等履修生として大学・大学院に所属しながら、履修は1科目だけにするわけです。

つまり、通年で1科目履修なので、春学期か冬学期のどちらか半期だけ講義を受ければよいことになります。

2.「通年で1コマ履修」のメリット

コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスの両面から主なメリットを挙げてみます。

a. コストパフォーマンス面では、最も安い費用で「大学生」になることができます。検定料(受験料)・入学金などは固定費なので削減できません。そこで、「1単位あたりの受講料」を最小限(2単位)で抑えることで、全体として最も費用を抑えるわけです。

さらに、履修生区分を「お得な受講料区分(単位を必要としないもの)」にすればミニマムコストで大学生になれるのです。なお、「お得な受講料区分」については第3回を参照してください。

申請単位数が少くても、大学・大学院で受けられるさまざまな学習支援サービスは一般学生と同じなので問題ありません。実は、この点が「実質0円大学生活」の基本になっています。

b. タイムパフォーマンス面では、一つの科目の開講日だけ登校すればよいので、通学時間(交通費も)が削減できます。仕事をしながら科目等履修生として学ぼうとする人であれば、それぞれのスケジュールのすり合わせも容易になるはずです。

たとえば、6時限(18:30-20:00)または、7時限(20:10-21:40)に開講される科目を履修すれば、週に1日しかノー残業日がなくても、そこに合わせれば両立できますね。

さらに、半期だけの通学になるので、通年と比べてもさらに時間の自由度が増えます。

第9回のまとめ

1.「実質0円大学生活」としては年間で1コマを推奨。通年で所属しても、半期(春学期または秋学期)だけ履修申請する。
2.「通年で1コマ履修」にすれば、コストパフォーマンスもタイムパフォーマンスも最大化できる。講義以外の仕事などとの両立も容易になる。


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