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【実質0円大学生活のすすめ】第03回:「お得な受講料区分」で出願する

履修生の2つの区分

科目等履修生には2つの区分が設けられていることがあります。1つは「単位を必要とするもの」で、もう一つは「単位を必要としないもの」です。

それぞれの科目には取得可能単位が設定されています。多くの大学では1回90分の講義で半期(半年)で2単位が基本です。2つの区分の違いは、取得単位が学歴に残るかどうかです。これは、他の教育機関に進学する際などに問題になります。

科目等履修生として取得した単位は、改めて他の大学・大学院などに入学する際に評価される取得単位数として認めてもらえます。同じ内容の科目であれば「認定単位」として、その学校で改めて履修しなくても、卒業要件単位数に算入できるのです。このような将来的な進学計画があるときには、前者の「単位を必要とするもの」として出願するほうが時間と費用の節約になります。

このブログのテーマである「実質0円大学生活」は、コストパフォマンスのよい学習機会の獲得を目指します。なので、卒業や他大学への進学を想定していません。単位認定は必要としないわけです。そこで、出願の際には2つの区分の後者に当たる「単位を必要としないもの」で出願することになります。

単位認定が不要であれば費用は1/4に

ある私立大学の履修生区分では1単位あたりの受講料は、次のようになっています。

「単位を必要とするもの」 2万7000円
「単位を必要としないもの」      6700円

両者の間には約4倍の差があります。つまり、「実質0円大学生活」として大学に所属するには、後者の6700円で十分なのです。

単位認定が不要な学部・学科は限られる場合がある

受講料の負担が1/4で済むのであれば、それに越したことはないわけです。ところが、この「お得な受講料区分」は、すべての学部・学科の科目に適用されるわけではないのです。

ここで例に挙げているある私立大学には、文学部の他に経済学部、法学部などのいくつかの学部があります。「お得な受講料区分」が設定されているのは、文学部だけであり、さらにそのうちの特定の学科のみとなっているのです。

「お得な受講料区分」がない学部・学科で学びたいときには?

では、希望する科目が属する学部・学科に「お得な受講料区分」がないときには、4倍の受講料を払う必要があるのでしょうか?もちろん、「実質0円大学生活」を目指していても、大学の機能をフルに活用すれば、「単位を必要とするもの」の受講料を払う価値はあるでしょう。

でも、ちゃんと「裏技」もあります(笑)。とにかく入学できれば、無限の知的可能性が広げられるのです。今後、順次具体的な方法を紹介していきたいと思います。


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