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仲介業者が教える賃貸業界の闇。独禁法・宅建業法違反が横行する業界の実態とは!?

<ざっくりアウトライン> ※この記事は約5分で読み終える事が出来ます。
1.オーナーの実態:若返り化してきている。意思決定はブラックボックス
2.管理会社の実態:外国人お断り、不明瞭な審査と職権濫用。
3.賃貸業界の実態:不明瞭、不透明。


1.オーナーの変化
オーナーや不動産管理会社の変化として、少しずつオープンになってきている事を記載しましたが
三菱商事の同期がオーナーになって協力してくれている件。
でも触れたように、オーナーの若返りや意識の変化が起きています。

そもそもオーナーは自分の物件を誰に住んで欲しいかを選ぶ権利があります。高齢者・外国人・部落出身者などで差別して入居拒否する事は憲法・宅建業法上共に禁じられていますが、お断りした時でもその根拠を判定出来ません。なぜなら殆どの場合管理会社や保証会社の審査を委ねており、そこでの会話はブラックボックスだからです。
※ 尚、物件オーナーは、私達仲介会社や入居者と直接やり取りする事は基本的に無く、全て管理会社経由となります。

2.管理会社の変化
それでは、管理会社の海外入居者への対応はどうなっているでしょうか?

入居拒否、この不都合な真実は残念ながら2020年現在でも多くの管理会社で黙認されています。

日々驚くことばかりで挙げたらキリが無いのですが入居者側に落ち度が全く無い事で審査落ちとさせられたケースを今回は2点だけご紹介させて下さい。一歩間違えたら炎上したり、管理会社から名誉毀損で訴えられるかもしれませんが、明らかな憲法・宅建業法違反の事実を見過ごすわけにはいかないので、社名を匿名の上状況については赤裸々に書くことにしました。

<ケース1.大手不動産管理会社○○○社さま>

・審査落ち理由:コロナ禍でGWとその前後営業しないのにも関わらず、他物件を同時に探しているから。(コロナ禍で家探しをしている与信の有る入居者が、他物件を同時に探すなら審査落ちとするのは明らかに審査という職権濫用した独占禁止法の「不公正な取引方法の禁止」違反かつ悪質な宅建業法違反。
・入居希望者:欧州出身、年収800万、日本居住5年、日本語話せるデザイナーの方

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<ケース2.不動産を保有している某大手家電メーカーさま>
・審査落ち理由:(電話で)保証会社落ち。(メールで訂正)総合的な判断。物件によりけり。
・入居希望者:オセアニア出身、日本居住2年、年収600万のコンサル会社勤務の方

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この間の電話でのやり取り。
・担当者A:「保証会社からのNGですね」
・アットハース:「それでは保証会社様に確認しますね。」
・担当者A:「少々お待ち下さい!!」保留...1分後「保証会社はOKでした。
・アットハース:CCをつけて全体へメール「全ての貴社物件にて入居拒否ということでよろしいしょうか?」
・担当者A:CC全削除、To個別メッセージ返信で「物件によりけりです。

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これらは日々起きている事のほんの一部のケースです。

皆さんが家探しをしようと大手不動産会社に連絡する時、こういった事が日常的に起きている現状についてどう思われますか?

3.賃貸業界の変化

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私達は賃貸業界を変えます。海外の方だけでなく、全ての入居者の方に寄り添い、管理会社に忖度しない仲介会社として、透明性の有る健全な業界を作っていきたいと思っています。

あなたの家族が、恋人が、友人が家探しをする時に、ブラックボックスだらけの管理会社に入居拒否されたり、管理会社の物件オーナーからのバックマージン(業界用語でAD)獲得目的で管理会社の都合で意図的に物件を紹介されたら...。どうでしょうか?業界では日常茶飯事の出来事ですが、この物件AD問題の解説記事はまた別途書いていきます。

確かに力関係の強い大手企業やオーナー、管理会社に対して、私達の様な仲介会社が声を上げるのは業界的にタブーな行為です。管理会社から物件を紹介してもらえなくなるからです。

でも、だからといって現状の宅建業法違反などを黙認したままで良いのでしょうか?果たして黙認は中立でしょうか?
リスクを取ってでも、少しずつでも勇気を出して声をあげていく事で、協力して下さる保証会社や管理会社が有難い事に増えてきている事も私達は知っています。

世界ではコロナウィルスの感染拡大や、BLAムーブメントを始めとした人種問題への提起が起きています。この危機や変化が加速させるパラダイム・シフトは、私達に多文化・多言語への深い理解や情報の取捨選択、そして一人ひとりの行動や意思決定について考え直す機会を与えています。そんな大きな変化が起きている中で、入居者やオーナーともなる私達に何が求められているでしょうか?

私達が覚悟と勇気を振り絞って出した声を、ただの声として終わらせないでください。アットハースを通じて、身近な生活をちょっとだけ良くしてみませんか?皆さんの応援が私達の力となります。共感出来る、応援したいと思って下さった方はポチッとLikeを押してみたりこの記事をシェアしてみて下さい。あなたの勇気ある行動で少しずつ何かがきっと変わっていくはずです😊

2020年6月19日
アットハース 紀野

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<連絡先> アットハウス、とお間違いなく〜
フォロー、メッセージお気軽に!
・メール: team@athearth.com
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