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英語力、不動産経験が必要?スタートアップのセールス、カスタマーチームで最も必要なスキルはバランス感覚

採用面談でよく聞かれる英語力や不動産経験について、チームや働き方の変化について語ってもらいました。聞き手はアットハース代表 紀野
語り手は、カスタマーチーム大木と営業チーム清水です。

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判断のたびに、会社の理念に立ち戻る

紀野:不動産業界未経験から入社してカスタマーチームでやってみて、どうでしたか?

大木:もともと不動産業界のことも分からずにアットハースに飛び込んで、手探りでキャッチアップしていくことに必死でした。
日本で働く外国人が「日本語が話せない」という一点で審査に落ちて、自分の住みたい家に住めないという事実に直面。これは問題だ、もっと自分たちのサービスを提供して困っているカスタマーを助けたい、と義憤に駆られていたんです。

一方で、不動産業界を知るうちに、管理会社さん側やオーナーさん側にも事情があることがわかってきました。たしかに、自分の大事な資産を貸す相手とコミュニケーションがとれないことは、課題の一つです。
カスタマーのほうだけ向いていてもだめだし、今までの不動産業界へのリスペクトも忘れてはいけない。両方を理解して進めていかないといけないんだな、と業務を通じて腑に落ちていきました。

紀野:僕らは入居後サポートもやっているから、入居して終わり、じゃなくてそのあとも関係性が続いていく。

大木:試されていると感じるのは、管理会社やカスタマーから苦情の電話をもらったとき。片方からの話を聞くと、誰が本当のことを言っているんだろう?と公平に見ることが難しく感じてしまう。入居まで対応してきたカスタマー側に立ちたくなることも、管理会社側に立ちたくなることもある。事実がわからない中で「外国人だから」と差別を助長してしまわないか、と今でも考えて慎重な対応が求められる場面です。

このとき、何度も立ち戻るのは、会社の理念です。
”どんな人であっても、偏見なく、自分が価値を感じるものを公平に受け取れること” そこに戻って、判断します。メンバー間で議論になることもありますね。

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清水:僕もいままで管理会社を5年経験しているけど、日本人だって、トラブルとなるのは、騒音・ごみ・近隣。外国人だからってそこに追加で何か加わることはない。だからこそ、どう対応していくかの”バランス感覚”が必要だよね。

実際に言葉の壁があって、伝えることに苦労した経験もあったけど、伝わってしまえばわかってくれる。逆に日本人でも、何度伝えてもルールを守ってもらえないこともあった。パーソナリティじゃなくて、国籍で判断されてしまうのはおかしな話。

僕らの立場は、管理会社やオーナーと、ゲストであるカスタマーをつなぐ「仲介」。どちらか一方に偏りすぎず、管理会社のペインにも寄り添いたい。だからカスタマーチームも営業チームも、バランス感覚を持ったメンバーであってほしい。対立関係じゃなくて、三方よしをつくりたいから。

紀野:僕らはそういう会社ですよ、と管理会社にもカスタマーにも伝えていきたいよね。難易度高いけど、うまくやりながら事業成長させていきたいな。

英会話スキルはどれくらい必要?

紀野:部署に関係なく、バランス感覚は共通して必要。
英語力や不動産業界スキルについても、よく聞かれることが多いんだけど、そのあたりはどうかな?

大木:英語力、あるに越したことはないです!できればできるほどいい。伝えられないもどかしさも感じてきました。
でも、メンバーも増えてきたので連携してチームで動ければ、全員ができなくてもいいとも思っています。

紀野:フェーズが変わって、日本の中でファンをつくるには、英語力だけが必要というわけじゃなくなってきたね。外国人たちのペインを肌で感じて、その人たちの立場に立つことができるほうが大事。

大木:ただ、海外において、その国の母国語を話せないって非常に不利なんです。そこをサポートする以上は英語の質を高め、レベルアップしていきたいと思い、非帰国子女・留学経験なしですが、行動してきました。(カスタマーチームのnoteはこちら 詳しく知りたい方はご覧ください!)

紀野:日本語って外国人からすると特殊で難しいし、必要性が高いものでもない。その部分をわかってあげてサポートできるのは、うちのいいところだね。そして、外国人市場の可能性であり、面白さでもある。

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不動産業界のスキルは?

清水:僕自身宅地建物取引士の資格を持っているし、これまでの業界経験を活かして仕事をしています。営業チームは、不動産業界自体が特殊なこともあり、ゼロスタートより不動産業界スキルはあるに越したことはないです。

紀野:営業メンバー以外は、業界未経験者でも活躍しています。同時に、過去の経験が活きることもあるけど、アンラーニングする柔軟さも持っていて欲しいです。

清水:業界構造や情報の非対称性に違和感を持っている人は、合うと思います。これまでの管理会社のマインドセットは、空室期間が長ければ外国人やペット可にしよう、という風潮です。"外国人は下"と感じてしまうようなマインドを変えていきたい。

日本人と違うのは、言葉の問題が大きいと思っています。トラブルは日本人でも外国人でも同じ。言葉の問題をアットハースが解決できるから、国籍や肌の色で足切りするのでなく、むしろビジネスチャンスを逃していますよ、という方向へシフトさせたい。
管理会社もオーナーも巻き込んで、共犯者にするような感覚。
新しい価値を、魅力を発見していき、最終的に三方よしの世界をつくっていきます。

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