記事一覧
『日本の民芸玩具の物語と精神』
※こちらは「Kokoro Media」での取材記事を翻訳して掲載しています
飯島さんと臼田さんは、建築を除くあらゆるデザインを手がけるデザイン会社「アトリエタイク」の共同代表です。仕事に情熱を持ち、やりがいのある経験を追求しているお二人は、その過程でクライアントの商品やサービスのファンになることもしばしばだそう。2012年には、全国の職人さんが手作りした民芸品のおもちゃを販売、紹介する小さなお店
「宮島の色彩とeconomy-やりくりの経済学」 民芸玩具訪ねある記 第二回
1年ぶりに会う田中さんは、1年前とまったく同じ様な出で立ちで、全く変わらない髪量にもかかわらず「髪型変えたの、わかりました?」田中さんなりのユーモアである。
裏口の様な2つの出入り口があって、錆び付いた宇宙船が港で停泊している様な工房。家のてっぺんには、寂しいからとお花が植えられ華やかにしてあります。この工房に潜入するとき、まるで滅びた人類の末裔のアジトに来たような高揚感に襲われました。熱帯
最後の「広島県大竹市、和紙の手描き鯉のぼり」 民芸玩具訪ねある記 第一回
広島県有数の和紙の産地・大竹市で、手描きの鯉のぼりを作り続けてきた大石雅子さん。原子爆弾と鯉のぼりのお話
はじめて大竹市の大石さんを訪れたのは、2017年の5月。広島、岡山、兵庫と、職人さんたちへ挨拶の旅の中でした。大石さんの前には宮島張り子の田中さんを訪ねたところだったのですが、田中さんはその昔、和紙の相談で大石さんに会いに行ったことがあったそうです。若き日のお嬢様のような大石さんに。