見出し画像

贅沢って!? ~何を価値と思うのか~

こんにちは! あたたけ です。

小売にいるからというわけではないでしょうが、『所得格差』『消費の2極化』という言葉をよく耳にします。
『一億総中流』と言われた時代がいつのことやらですね。
その反動で余計に格差が目立つ?気になる?のかもしれませんが。

さて、『食は体と心を満たすもの』があたたけの品管としての基本認識です。
その認識を元に2極化ということを考えると、食品の主目的が『生きるため』と『(日常の中での)贅沢のため』に広がってきているということかもしれませんね。

ところで、改めて『贅沢』ってどういうことなんでしょうか?
小市民のあたたけには『高級品を買うのが贅沢』というイメージがありますが、何か違うよなぁとも。
辞書で調べても『ふさわしい程度をこえて金銭やモノなどを使うこと。金銭やモノなどを惜しまないこと。』みたいな感じなんですけどね。

うーん、何か違和感がありますね。
『贅沢』と『無駄遣い』の区別がついてないみたいな感じ?
贅沢って、もっと気持ちの問題が大きい気がするわけで。
『無駄遣い』とはあくまでも行動・行為のことであって、それが自己満足?に繋がることで『贅沢』に繋がるような。

言い方を変えると、贅沢とは『自分が大切に思うこと(≒自分の価値観)を満たすために金銭やモノなどを惜しまないこと』ってところでしょうか。
『使い方自体よりも目的がカギ』とも言えるかもですね。

まぁ、世の中には『人よりお金を使うこと、人よりお金を持っていることに価値がある』という成金的思考?が広く蔓延している気がしますからね。
『対象には特にこだわらず金銭を惜しまないこと』で贅沢している気になるというのも、それはそれで正しいのかもしれませんが。

さて、ここまでの話を小売の立場から見ると、『価格にあった価値を提供できるか』が『贅沢≒満足』と『無駄遣い≒失望』の分かれ目になるという当たり前の話になりますね。
ただ、『価値』というものが人それぞれ、千差万別で難しいというだけで。
量なのか、味なのか、見た目なのか、高級食材なのか、、、、
千差万別の価値観に日々向き合う開発の方々には頭が下がるばかりです。

さらに、人手不足という避けられない社会問題も踏まえると、『お金ではなく人を使うことが価値』『手間暇かかったものに価値がある』という流れが加速するのかもしれませんね。
機械でできることを人ですることが贅沢』とは誰の言葉だったか。。。
(人≒人件費なので、結局はお金の問題でもありますが)

そうなると、2極化の行きつく先は『ディストピア飯と職人の作る料理』なのか??とも思ったりします。
まぁ、品管の立場で『食の安全性』だけを考えると、機械的に作られたディストピア飯の方が安全性は高いでしょうけどね。
それでも、食は人の手のものであってほしいですね。

ということで、『食は人の手のものであるべき』というあたたけの価値観を満たし、かつ、品管として安全性を確保するためにも、やっぱり『人を中心にした衛生管理(Food Safety-Ⅱ)』を頑張らないとなぁと思う、今日この頃です。

ご意見・ご質問等、▼こちらからお願いします!

ではでは。今回はこの辺りで!

この記事が参加している募集

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?