紙袋から考える ~原点回帰?退化?~
こんにちは! あたたけ です。
先日、本をまとめて買った際、紙袋に入れてくれました!
あたたけが小さい頃は紙袋が標準でしたからね。
とても懐かしく、触感?質感?に感動したものです。
(なので、しばらく紙袋で持ち歩いてみた。。。。)
まぁ、レジ袋有料化(2020年)への対応でしょうから、けっこう前から使われていたと思いますが。
たいてい、1冊ずつしか買わないのでそのまま渡されていたんでしょうね。
さて、レジ袋有料化は『プラ削減』の一環ですね。
事業者の立場ではプラ廃棄量削減がなかなかの問題でして。
特に小売の立場では『商品の容器包装』がねぇ。
当然、包材メーカー様もいろいろと工夫されています。
同じようなサイズの包材でも薄くすることでプラ削減に繋げたりとか。
あと、プラではない素材を混ぜたりとか。
(詳しく知りたい方は、包材メーカー様のHPでもご確認ください)
それでも、『毎年削減』していくとなると、なかなか難しいものです。
で、そんなこんなで開発担当者が日々苦労されていますが、お客様から『トレーが弱くなった。ケチってる。』とか言われたり言われなかったり(別に弱くなってないんですけどね)。
まぁ、昔のままのトレーだと、『プラ削減に取り組んでない!』って批判されるでしょう。
どういうことやねん!!って言いたいところです。
さて、『問題Aを解決⇒問題Bが発生』というのはあるあるです。
で、大抵の場合、大きくとりあげられるのは『Bという問題が発生したこと』だけなんですよね。
『Aという問題を解決したこと』はあまり話題にならず、評価すらされないような印象があります
あたたけが卑屈?になっているだけかもしれませんけどね。
最初の『紙袋』に関しても、プラ削減がここまで注視される以前は、環境問題(というか環境問題対応アピール)は『森林資源保護』からの『ペーパーレス化』がメインだった気がするんですよね。
もう10年?20年?近く前ですが、『ISO 14001(環境マネジメントシステム)と言えば、ペーパーレスばかり』と聞いた記憶が。。。。
ちなみに、『紙』という視点を持つと、プラの変わりに紙が素材として広まってきている事実もあります。
悪評が多い?紙ストローとか。
食品トレーも紙製のものが増えていますね。
あたたけ自身は『紙』というものが好きなので、(ストローは除き)紙製のものが増えるのはありがたいのですが、これって『紙への原点回帰じゃなくて環境問題の退化じゃないの?』と思ったり思わなかったり。
こう簡単に問題の中心が変わる(しかも以前の問題が解決されたとは思えない)状況を見ると、陰謀論だとわかっていても、『環境問題≒誰かの儲け話』とツッコむ人たちの気持ちもわからなくはないですね(笑)
と、とりとめのない話をしていて気づくのは、『世の中、二元論で判断していることが多いのでは!?』ということです。
もう少し深く考えると、『変化のスピードが速すぎて、対案が2つの時点で選ばざるを得ない』ということかもしれません。
『紙⇒プラ⇒紙』という素材の変遷も、プラが出たときは『何て便利なんだ!』って感じだったかもしれません。
が、『プラ⇒紙』については、『プラに変わるものってない!どうしよう!!でも、世間は待ってくれない!!!』くらいの焦りから、紙に戻る流れができたのかなぁと邪推する今日この頃です。
何にしろ、心に余裕を持って、過去の歴史からも学びつつ、より良い選択をしていきたいものですね。
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ではでは。今回はこの辺りで!