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グリーンブックをラスト30分前まで観て職場で泣かなかった自分を褒めたい回

アタマちゃんです。
やっとインプットできるくらい元気になったから、グリーンブックの続きを観た。
前回はこちら。

30分くらい観たら、すごく良いシーンとすごく辛いシーンのどちらもあって、昼休憩中に泣きそうになっちゃった。
涙をこらえると鼻水がめちゃくちゃ出るタイプなので、鼻チーン3回くらいした。ほぼ泣いてる。

良かったシーンと辛かったシーンを忘れないうちに綴っておく。

トニーの真っ直ぐさがシャーリーにもきっと響いたシーン

シャーリーのトラブルを警察に賄賂を渡すことで丸く収めたトニー。でもシャーリーは賄賂を渡すなんて、とトニーに感謝することはなかった。
そのあとトニーはたまたま知り合いに出くわして、今より良い職を紹介すると言われたが、それを見ていたシャーリーがトニーを説得しようとするシーン。

シャーリー、あんたもトニーの良さに気づいたみたいね…!ちゃんとトラブルのことも謝れて偉いぞ!という謎の気持ち。
説得のときにお給料上げるのも、雇用主として良い。

一緒に酒飲んでるだけで泣けるのに、黒人だからとやりたかったクラシックを諦めたシャーリーをトニーがクラシックは誰にでもできるが、あんたの音楽はあんたにしかできない!と言うシーン
やりたいことが肌の色が違うというだけでできないのは良くないけど、トニーの真っ直ぐな気持ちが響くね…
シャーリーはありがとうと言ったあと、私のショパンは私にしか弾けないって言うんだけど、パンクだなと思った。

シャーリーの心の叫び

品行方正なシャーリーが車を飛び出し自分はこの世の中で黒人でも白人でもない、男でもない存在だと叫ぶシーン。
シャーリーは日常的に受ける差別を我慢して、時には跳ね返してるけど、何も思ってない、感じてないわけじゃないんだよね…。黒人からはお高くまとまってると言われ、白人からは黒人のくせにと言われる。辛いに決まってる。
トニーは俺はお前より黒人だ、と言いたい気持ちはわかるし、トニーも大変だったのはわかる。
でも、自分はお前より大変だった、お前は恵まれてるっていう常套句の最上級系で言っちゃいけない言葉だったな…。
手持ちの辛いことカードで戦っても意味がないのよ。 

差別ってなんだろう

ここのところ、ずっと考えてること。
差別ってなんだ?普通ってなんだ?特別扱いってなんだ?
自分はその中で何に属していて、何をしていて、何をしてしまっているんだ?
答えはきっと一生出ない。でも、相手は自分と同じくらい傷つきやすく、自分が言ったことを一生覚えているかもしれないということを肝に銘じておきたい。

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