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映画のメモ

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2020年1月の記事一覧

(500)日のサマー

(500)日のサマー

サマーの突き抜けた魅力が映像からもバッスンバッスン伝わってきた。つかみどころもなくエキセントリックで飛んでるけどなんか気になる感じ。
こんな愛らしいジャケットでここまでビターなストーリーだとは思ってなかったので、恋愛のシビアな部分が不意打ちでグサグサきてメンタルがキツい。
後半で理想と現実がマルチスクリーンで流れる場面、誰しも共感してしまうんじゃないかと思う。
好きならあのくらいの期待はしてしまう

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ルビースパークス

ルビースパークス

好きな人ほどままならない。
恋人がなにを考えているのかわからない。
そんな不安やわがままをテーマにしているこの映画。

これは、ルビーがとにかくかわいい。
真っ赤な髪にカラータイツ、奇抜なファッションに情緒不安定な性格(っていうかメンヘラ)、これはめんどくさくも一度付き合ってしまったら強烈に後を引きそう。

それにしても、こんなルビーを妄想により生み出したカルヴィン、めちゃくちゃマニアックだけど

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害虫

害虫

最近よく聞く「メンヘラ」というワード。気軽につかってはならない言葉だとは思うが、実際のところかなりカジュアルにつかわれている。

そして周りにちょっと「メンヘラ」風味の女がいると、人は「悲劇のヒロイン気取りで」なんて言ったりする。
よくよく考えてみたら、「悲劇のヒーロー」とはあまり言わない。

というわけで、世の中は「不幸な少女」がなにぶん好きなのだろう。
かくいうわたしも、華奢で色白の女の子が報

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アデル、ブルーは熱い色

アデル、ブルーは熱い色

わたしが学生のときに折しも話題になっていた映画。
当時はLGBTというワードがまだ耳新しかった頃で、「女性同士のセックスを撮った」などとセンセーショナルな謳い文句で世に出ていた気がするが、とにかく斬新な映画として認識されていたと思う。

何せ出てくる人物たちはみな本能の赴くままにむさぼるように生きている感じがして、思わず見入ってしまう。ほんのちょっとした生活シーンでも欲求そのものをよく捉えている。

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愛がなんだ

愛がなんだ

子リスみたいにかわいい岸井ゆきのちゃんとクズイケメン成田凌のコンボ。「女子ならみんな共感!!」みたいな売り文句で話題をさらってましたね。

「愛がなんだ」いやしらんし。
半スイーツ半サブカルのお食事クレープみたいな女子御用達の雰囲気映画でしょ、ハイハイ…と斜に構えていたらちがいました。
すみませんでした…。

まず、若葉竜也がアツすぎる脇役だっけ?と思う存在感。この映画の一番の見どころだと思う。

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