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大好きなアトロクに電話出演した話

8月25日水曜日、大好きなTBSラジオ「アフター6ジャンクション」(通称:アトロク)の「アトロクU-24全力応援WEEK」という企画に電話出演させていただいた。

「アトロクU-24全力応援WEEK」は、アトロクを聞いている24歳以下のリスナーにこのコロナ禍の2年間をインタビューするという内容のもの。

この企画の告知を聞いた時、私は「出るしかない!!」と思い、その日のうちに2年間の折れ線グラフを書き、応募した。

「アフター6ジャンクション」で気づいた新たなラジオの良さ

アトロクは4月から聞き始めたものの、深夜ラジオとはまた違うラジオの良さに魅了され、すぐに欠かさず聞くようになった。

私はもともとカルチャーに疎く、映画も音楽も自分の周りで流行っているモノを浅くしか触れてこなかった。しかしアトロクは、私の手の届かない場所に広がるさまざまなカルチャーと出会うきっかけを与えてくれた。
注目の映画作品から、漫画家さんの裏話、ここでしか聞けないアーティストさんのライブなど。

今まで興味がなかったことや、日常生活ではスルーしがちなことも、ラジオを聞くことで興味を持つきっかけになる。

新しいラジオの魅力をアトロクを通して知り、さらにパーソナリティーの宇多丸さんと個性豊かな曜日パートナーの皆さんとの愉快な会話も聞いていてとても楽しく、平日の夕方がいつも待ち遠しくなった。

出演当日

そして、出演当日。
アトロクと電話が繋がり、宇多丸さんの「もしもーし」というお声を受け、ついに来た!と思いながら、声が震えないようにお腹に力を込め話し始めた。

約20分間のインタビューはあっという間に過ぎていった。

話し始めた当初はそれこそ緊張したが、宇多丸さんと日比さんが温かくお話を聞いてくれたおかげで、次第にリラックスして話すことができた。

電話出演を終えた後、緊張の糸が切れたせいか、気づいたら泣いてしまっていた。大好きなアトロクに出てお話ができたことが夢みたいだったし、何よりラジオを聞いていたからこそ、やはり「ラジオにここまで連れてこられた」からこそ、この感動に、喜びに出会えたことが嬉しくてたまらなかった。

上手くいかないことばかりだった2年間

思えばこの2年間、何度も悲しい思いをした。

大好きだった旅行も、感染のことを考えるとどうしても動けなくなってしまい断念するたび、行き場のない思いだけが心に残った。大学に行く機会も減り、ひとり暮らしの部屋で1人でいる時間ばかりが増えた。サークルの同期旅行も、友だちとの飲み会も気づけばどこか遠くに行ってしまっていた。就活でも憧れていた企業には手が届かず、何度も何度も下を向いた。

それでも、ラジオは私のすぐそばにいてくれた。
どうしようもなく暗い気持ちに押しつぶされてしまいそうな夜も、ラジオを聞けば元気をもらえた。
ラジオを聞いたからこそ出会えたいくつもの感動が私を支えてくれた。
ラジオがあるから、「明日もがんばろう」と思えた。

コロナ禍にならなければ、思う存分旅行に行き、好きなだけ遊びまくる大学生活を送ることができたかもしれない。
夢だった観光系の企業に就職ができたかもしれない。

そうだったかもしれない世界に少し羨ましい気持ちを持ちながらも、それでも私はこのラジオと出会うことができた世界がたまらなく愛おしく、ラジオとの出会いに感謝の気持ちが溢れるのだ。


宇多丸さん、日比さん、アトロクスタッフの皆様。
この度はこのような素敵な企画を行ってくださり、本当にありがとうございました。大好きなアトロクに願ってもない形で参加することができ、本当に感無量です。

明日からも、大好きなラジオを聞きながら頑張っていきます。

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