メンバーの声を会社に届けるのが、私の使命。「現場感覚」にこだわり抜く統括マネージャーの想い
「70歳、もしかしたら100歳まで働くかもしれない世の中では、ひとつの領域だけにこだわらず複数の選択肢を持つべきなのかもしれない。未来の可能性を広げるために、私自身も新しい分野に挑戦してみよう」
そう考えたことをきっかけに、2018年にあしたのチームへと転職した大野史織は、元ホットヨガのインストラクター。未経験から5年に満たない期間のうちに、コンサルタント、チームマネージャー、そして統括マネージャーへと着々とステップアップしてきました。
今回の記事では、短い期間で社内外に大きな信頼を獲得してきた大野にインタビュー。入社以来大切にし続けてきた「現場」への想いを聞きました!
「あしたのチームの価値」を、自分たちで決めつけない
──まずは大野さんのお仕事内容を教えてください。
入社以来、コンサルタントとして経験を積んできました。現在は引き続きコンサルタントとして担当を持ちつつ、カスタマーサクセスグループでチームマネージャーと統括マネージャーの役割も担っています。
──入社からこれまでコンサルタント業務を続けてきた中、この仕事でいちばん大切なポイントだと大野さんが感じていることは何ですか?
「人事評価制度+クラウドサービス」の提供は共通事項ですが、お客様からのニーズは千差万別です。だからこそ、私たちの価値を私たちで決めつけず、お客様ごとに「何が必要なのか」を柔軟に考えること。それを意識できるかが重要だと考えています。
例えば社員数が20名以下の小さな会社であれば、社長の右腕として「組織運営の基礎を作ってほしい」と期待されることもあります。一方、数百名におよぶ組織で「人事担当者を評価制度のプロフェッショナルに磨き上げてほしい」と頼まれることも。
お客様が求めるものを提供できるからこそ、あしたのチームの介在価値が生まれる。当然ではあるのですが、この「当たり前」をしっかり守ることが、コンサルタントとして信頼されるポイントですね。
──大野さん自身の経験としても、柔軟な姿勢がお客様からの信頼に繋がっている実感があるのでしょうか?
はい。私自身、強く実感しています。例えば、私が入社以来担当しているお客様の中には、5年ほど継続してご契約いただいている企業もあります。
通常は2~3年のご支援で人事評価制度を安定して運用できるようになり、卒業されていく企業が多いのですが、このお客様の場合は「長期的にご一緒していること」自体を価値だと考えてくださっているんですね。
サービスを導入いただいたお客様には、それぞれの「あしたのチームへの期待」がある。コンサルタントはその点を忘れないことが重要だと思っています。
プロの自覚を持ち、自分の価値を信じる重要性
──2021年からは、コンサルタント業務に加えてチームマネージャーの役割が加わりましたね。
2020年に代表が赤羽に代わり、社内体制も大きな変更がありました。その際、コンサルタント部門にマネージャー職が新設されることになり「新体制でのマネージャー1期生」として声をかけてもらって。そこから私のマネジメントキャリアがスタートしました。
──マネジメントにあたって心がけてきたことはありますか?
業績面のマネジメントと共に、メンバー一人ひとりの働き方やキャリアを考えたサポートに注力してきました。
特に「相談があってから対応する」のではなく「マネージャーの私から能動的に支援できるように」と意識しています。
そのため週に1回はメンバーとの1on1の時間を設けているのですが、チームが発足して最初の1年半ぐらいは、自分に自信を持てないメンバーが多かったのをよく覚えています。「自分の良いところはどこ?」と尋ねても、5分くらい沈黙してしまったりもして。
──そうした状況を、どのようにしてクリアしていったのでしょうか?
メンバーにはよく「足りないところばかりに意識を向けないように」とアドバイスしていましたね。
自分に向ける厳しさは、知らず知らずのうちに、ほかの人に対しても向けてしまうものですから、お客様や同僚に対してもネガティブに考えがちになってしまう。それでは業務への意欲も低下してしまいます。
まずは自分自身から、問題点ばかりではなく、良いところや得意な領域に目を向けること。それは結果的に、お客様の良い部分を引き出す支援にもつながる大切なことなんです。
そう伝えた上で、私もそれぞれのメンバーに「その人ならではの強み」が活かせる仕事を任せ、成功体験を積んでもらいました。
──まずはメンバーの自信を育てることがマネージャーとしての最初の仕事だったわけですね。そのほかに伝えてきたことはありますか?
これは私自身もコンサルタント時代から大事にしてきたのですが「プロとしてプライドを持って働くこと」「自分の仕事の価値を安売りしないこと」というスタンスを、ことあるごとに伝えてきました。
コンサルティングは目に見えない商材ですし、人事評価制度を取り入れてこうなったら成功という絶対的な定量指標もありません。そのため、つい過剰サービスをしてしまうという問題が起こりやすいんです。
しかし、契約内容の範疇を超えたサポートは、お客様ごとに差をつける行為であり、社内のどこかにしわ寄せも発生してしまいます。自分たちコンサルタントの価値を下げることにもつながるでしょう。
そうならないためにも、あくまで提供しているサービスの範囲内でお客様の満足度を高め、成果をあげることが重要だと考えています。
──現在、チームメンバーにはどのような変化が見られますか?
プロフェッショナルである自覚を持ち、お客様ニーズを的確に捉えたサービス提供ができるコンサルタントへと日々成長しているのを感じています。
その結果として、チームで社内MVPを受賞したこともありますし、個人の実績が会社に認められ高く評価されるメンバーも増えてきました。仕事での成果がメンバー個々の成長にも結びついていることを感じられるので、本当に嬉しいですね。
セルフイメージは、声を届ける「現場の代表」
──現在はさらに統括マネージャーへとステップアップ。昇格にあたってはどんな想いがありましたか?
私自身が上位のポストに就きたいというよりも「現場の声を会社に届けられる立場になりたい」という想いが強かったですね。選挙のように「代表として選んでもらっている」マネージャーというのがセルフイメージです(笑)。
自分自身の経験としてコンサルタント業務の現場の様々な課題を知っている。同時に現場だけでは変えられないものもあると感じてきた。
そんな私が昇格することで、メンバーも働きやすくなり、モチベーションにもなる。そうした循環を作りたいと考えてきた結果として、今のポジションがあるのだと思っています。
──会社のこと、メンバーのことを考えてのことだったわけですね。
そうですね!私はあしたのチームという会社が大好きなんですよ。
VISION・MISSION・VALUEに共感した人が集まっているのが理由だと思うんですが、みんなで共通の目的に向かって進んでいる感覚がとても心地よくて。部署や年次を問わず協力し合える環境・社風なので、人間関係のストレスを感じたこともありません。
だからこそ、さらに良い組織にして、誰もが働きやすい環境を整えたいんです。
想像より大変、でも想像の100倍成長できた!
──入社から5年が経ちました。改めてこれまでを振り返ってみて、転職動機だった「未来の選択肢を増やす」という目標の達成具合はどうですか?
当時の私はヨガの世界での働き方しか知らず、未来に漠然と不安を抱えていました。それから5年、あしたのチームでビジネスの世界に飛び込んでから、本当に多くの発見と成長の連続で、しっかり目標達成できたなと感じています。
入社当時は初めて経験するHR領域に不安もありましたが、実際に仕事を始めると、インストラクター時代に身につけていた「利用者様の状況やレベルに合わせて最適な提案をするスキル」がコンサルタント業務に応用が利くのも実感しました。
お客様に人事評価制度のご提案をする場面でも、マネージャーとしてメンバーの相談に乗るシーンでも、この強みはとても役立っています。私自身が普遍的なビジネススキルに自信が持てるようになった5年間でもありましたね。
もし5年前の自分に一声かけるとしたら「想像よりも大変だけど、想像より100倍成長したよ!」と伝えたいですね。
──最後に、これから挑戦したいことを教えてください。
私はいま、結婚して3年目を迎えました。ライフステージ的に家族のことを考える機会が増えています。それと同時に、女性社員が産休や育休のあとに活躍できる仕組みについて、深く考えるようになりました。
当社での産休・育休後の復帰率は100%を維持していますが、それだけでは十分じゃないな、と思っていて。本人にも、チームメンバーにもストレスがかからないように、より「気持ちよく仕事を離れ、気持ちよく仕事に戻れる」環境を整備していくことは急務です。
そのためにも私は、マネージャー職の立場を活かして「どのように制度を活用しやすくするか」「現場でどういう意見がでているか」など、積極的に経営層への発信をしていきたいなと思っています!
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