人が「このままでいいのか?」と思う理由【短編】
ご高覧いただきありがとうございます
日々の日常を繰り返す。
これで不満が溜まっていく。
人によっては、苦しんでしまう人もいます。
私も日常の中で「このままでいいのか?」と思うことがあります。
実は、その思考に至る事が「心が安定している証拠」かもしれないのです。
安寧を享受⇒「このままでいいのか?」
人は『変化』を恐れる生き物です。
人間の本能が重要視しているのは『現時点での安心と安全』の確保。
変化は『現時点での安心と安全』を脅かす存在そのものです。
今回は、『現時点での安心と安全』を『安寧』という表現に変換します。
つまり、『特に不幸はないが日常を繰り返すと不満が溜まる』とは?
『安寧』を享受している証拠で、心の余裕がある状態。
このように言い換えることもできるのです。
まずは安寧から幸せを知覚しよう
ここで提示したいのは「幸せを感じる重要性」です。
『安寧』とは幸せが身近にある状態です。
この状態がもたらすものは「自己肯定感」。
自己肯定感は「新しい事」に挑む上で、重要な要素です。
ざっくり言うと「失敗しても、しょうがないよね」となります。
失敗を気にしない。
つまり、「失敗するかもしれない自分」を肯定できる状態です。
この感覚が無いと、些細な挑戦でも『失敗が心の負債』になります。
つまり、「私はこんなこともできない? なんて情けない」
こんなこと思うべきでない些細な事ですら、自分の心の負債になります。
「新しい事」は「良い変化」であるべき
「新しい事」による「良い変化」は、キャリアアップではないです。
もちろん、キャリアアップなどを否定するつもりはありません。
でも、今回の「良い変化」とキャリアアップでは少しズレがあります。
ここでの変化は『最初に生活を変化させず、変化の末に人生が潤う』事。
このような感じです。
もちろん生活から変化させることが悪い訳ではありません。
しかし、厄介な性質もあります。
これらが環境や人間関係による運になってしまう事があります。
例えば、3倍も給料が高い転職先が、残業ありきでパワハラ横行だったら?
お金は増えても、心がすり減ってしまうかもしれません。
でも、こればっかりは「入ってみないと分からない=運」ですよね。
そうなると本来あなたに必要ない『心の負債』を得る確率があがります。
自分の求めている変化が一体どんなものか?
自分が望む方を選択しましょう。
その選択が、とにかく状況を変える必要性があるならば、やるべきです。
しかし、すでに『安寧』があるなら、少しだけ考えてほしいのです。
安寧から「やりたかった事」が分かる。
あなたの「新しい事をやりたい」という想い。
それはどうして生まれましたか?
「このままでいいのか?」という気持ちがあったりもしますよね。
ハッキリ言いましょう。
安寧を得ているなら、今のままでもOKなんです。
「それでも何か新しい事をやりたい!」
では、どんな変化でしょうか?
キャリアアップ?
スキルアップ?
ちょっと人生に潤いが欲しいだけ?
なんてことはないけど、やってみたいことがある?
そうやって考えると、より目指すべき方向が明るくなります。
日々の安寧に目を向けてから、新しい挑戦を考える。
こういうやり方がある事を覚えておいてほしいです。
ご高覧いただきありがとうございました。
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