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すぐ読める!【超短編】メンタルヘルス【マガジン】

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1000文字以内!短時間で読めるメンタルヘルスの知識。 超短編集をまとめました。お気軽にどうぞ!
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#心理セラピスト

「しなければならない」「こうあるべきだ」に縛られる人のトラウマ【超短編】

『こうあるべきだ』と考えること自体は問題なし。 問題は『臨機応変に対応できずに縛られる事』にあります。 さらに「状況Aでは臨機応変、状況Bでは固執している」。 この原因こそ、アナタの心の中の『トラウマ』が原因でもあります。 「こうあるべきだ」は、『価値観から起こり得る執着』です。 もちろん健全な執着だって存在します。 では、健全でない『執着』の場合はどうなるのか? このような問題が発生し、生きづらさの根っこになるのです。 では、何故トラウマと言えるのか? 思

いつも中途半端。やめ癖、逃げ癖がある自分が嫌いです【超短編】

これは「悪癖」で簡単に片付けられない重大なトラウマが原因です。 原因は2つの『無意識の思考のクセ』です。 『最高の成果を早く出さないとダメ』という無意識の思考。 『きっと自分なんかじゃできない』という無意識の思考。 この無意識の思考こそ、逃げ癖、やめ癖の根っこの部分になるのです。 実は、こういった人には、幼少期の過ごし方に共通点があります。 この環境は「完璧な結果」が出ないと怒られるような環境です。 それは怒られるとは「身の危険」です。 同時に「大人の関心を得

他人から言われた事を気にしすぎる。改善できますか?【超短編】

ネガティブな意見を強く受け止めるのは、人間に備わったクセです。 アナタの悪癖ではけしてありませんので安心してください。 また、ネガティブな意見とは『ネガティブな感情が含まれた感想』です。 ならば、感想の部分を要約して『相手の感情を排する』を意識しましょう。 相手の言葉を聞き終えた後、「つまり…○○という事ですか?」と続ける。 このようになれる事を目指しましょう。 なぜ、我々は感情を排するべきなのか? それは人間はどうしても主観で喋るからです。 主観とは、相手の

すごく緊張しやすい。改善できるの?【超短編】

緊張しやすい人の共通点は、単純で『呼吸が浅い』ことです。 なので、意識的に深呼吸をしましょう。 大事なのは『呼吸を吐き出す方』です。 日頃から、寝る前などに練習すると良いですよ。 何故、このような簡単な方法を行うのか? それは「緊張状態では状況をネガティブに捉える本能」がある為です。 「胸がドキドキする」など身体反応と言います。 身体反応には実は何の感情もありません。 身体反応を状況や環境で、ネガティブかポジティブに繋げます。 その為、緊張は『身体反応をネガ

あなたの心には、子供の頃の傷ついたあなたがいる【超短編】

あなたは「どうしてもこれは…」と思う苦手な人はいますか? 例えば、気の強い異性。頑固なお年寄り。弱気な人。明るい人。 こうした苦手な人はどうしてもいるものです。 その苦手な理由には、幼少期や思春期における人とのトラウマなんです。 人は辛い記憶を、大小関係なく『実害』と考えてしまいます。 そして、『実害は全て保存する』のです。 これは辛い記憶を保存する事で、危険に備える本能です。 ですが、出来事を瞬間的に回想することは非効率です。 なので、「似た出来事の時、その

真面目な人ほど損してる気がします【短編】

『真面目になるべき場面』と『不真面目で良い場面』を設定しましょう。 これらは「場所」「人」「状態と状況」で判断し、設定しましょう。 スマホやノートにメモし、その場その場で少しずつ実行しましょう。 ポイントは『他人の感情や心境などは無視する』ことです。 まず、真面目な人が損をするなら「損な行動」をとっているという事です。 アナタが損な行動をする理由。 それは『真面目でいる事が「心を守る手段」だった』のです。 つまり、『聞き分けの良い=認められ愛された経験』があるの

メンタルヘルスで「まずは体調を整えて」と言われる。治したいのに何故?【超短編】

メンタルと身体は密接な繋がりがある為です。 『体調の悪さ』に『メンタルも強く影響される』のです。 これは逆もしかりです。 そして、『目的をもって意識して行動する=メンタルに良い』。 体調を整えて、かつ目的に進む事がメンタルに良い影響を与えるのです。 体調とメンタル関係性の例として、分かりやすい物を挙げます。 ちなみに、これらは「体調面以外からアプローチが不可能」とも言えます。 イメージしづらいなら、風邪をひいた時をイメージしましょう。 身体が辛くて、メンタルが

「コツコツ毎日やる」に”ひと摘み”すべき大切なこと【超短編】

「毎日コツコツやる」はメンタル安定化、自己肯定にとても有効です。 しかし、実は”コツコツやる”だけでは足りません。 1番大切なのは『自分を褒める』という事です。 つまり、『積み重ねた上で褒められるモノ』を見つける事が大切なんです。 コツコツを見つけるコツ…ギャグのようになってますが真面目ですよ? そのコツとは『目に見えた変化が起こる』ことです。 例えば「音楽」や「絵を描く」、「運動」などになるでしょう。 毎日やれば上達し、最初の頃に比べて大きな変化が生まれるはず

他人にイライラします。相手にイラつかない方法はありますか?【超短編】

まずは、相手に期待するのをやめましょう。 『他人はコントロールできない』と、まずは知り、決めてしまう事です。 次に、自分の「基準」「価値観」「知識」で推し量る事をやめましょう。 その後、「なぜ今のでイライラしたんだ?」と自分の原因を探りましょう。 この問題は、アナタにとってはヒドイ言葉こそ解決の方法。 「アナタがイライラしなければ解決する問題」なのです。 他人は期待せず、なによりコントロールはできない。 ですが、逆に考えてください。 他人はコントロールできない

他人を優先してしまうのは、自分が優先されなかったから【超短編】

まず、少しだけで良いので『イヤな人』になってみましょう。 つまり、1日3回だけ『良い人を辞める』のです。 すると、少しずつ「アナタの自我」が目覚めます。 いつか物事に対し、「嫌だ」「好き」と自我が答えてくれます。 その時は、その感情に従いましょう。 アナタの状態は他人ファーストと言われています。 『他人を優先する状況』=『自分を蔑ろにする状況』となっています。 このような日常を過ごしていませんか? 「他人の助けになる事こそ自分のやりたい事だ」なら問題ないのです

メンタルが強くなる方法は? ありますよね?【超短編】

『メンタルは強くなるモノだ!』という認識が間違っています。 受け止めすぎず、真に受けすぎず、『受け流す』のです。 「相手の感情」「日々のストレス」を『受け流す力』が重要です。 実は、どんな人でもメンタルの強度は同じくらいです。 気にしないか、切り替えが早いかです。 では、「自分のメンタルは弱い」と思う人の共通点とは? 『そこで起こったネガティブに全集中する人』です。 『事実』のみが必要であり、『事実』だけに注目する事が大切です。 感情に注目せず、出来事として考

リラックスできません。リラックスってなんでしょうか?【超短編】

リラックスとは簡単に言えば心身に緩急を作り出すことです。 この3つを目指しましょう。 最終的には「これだ」というリラックス法やルーティンを作るべし。 脳のリラックスとは? 『何も考えないようにする』『思考力を落とす事』。 身体のリラックスとは? 『体を弛緩させる事』『脱力する事』『身をゆだねる事』。 心のリラックスとは? 脳と身体、2つリラックスを得た後に訪れます。 こういう感覚が得られたら、心のリラックスができています。 ポイントは、身体から行う事です。 趣

どうしても行動ができません。明日が怖いです。助けて【超短編】

まず、とにかくハードルを低く低く設定しましょう。 『1時間の運動をする』で例えましょう。 「着替えるだけ」や「外へ出る」くらいのハードルで大丈夫。 そして、体の違和感が消えるまで何回でも行ってください。 違和感が消えたら、徐々にハードルを上げましょう。 アナタは「行動したい!」という想いとエネルギーはあるんです。 これは言い換えれば、動けない事が不安だ…という事ですね。 そして、エネルギーもしっかりと出ているのです。 でも、人は「安心できる状況から動きたくない

感情を制御したいなら、先に感情の使い方から決めよう【短編】

怒りっぽい人や、落ち込みやすい人。 このような人は「感情をコントロールしたい」と考える事が多いです。 しかし、この思考では感情のコントロールはできません。 まず『感情のコントロールより、使い方が重要』なのです。 コントロールと使い方は同じに思えますが、これは全く違うものです。 「感情を使う」には「志向を装備」する必要があります 志向とは『心がその物事を目指し、それに向かうこと』です。 分かりやすく、「怒りっぽい人」で考えましょう。 例題は『部下が思い通りに動か