「井波のコーヒー起業家が切り開く"世界"への扉」ゲスト:haiz coffee 北川ゆいきさん(富山県南砺市井波)富山⇔渋谷NAKASAI-TALK Vol.1
北川ゆいきさんは、南砺市でhaiz coffeeというお店を運営しています。元々は東京で活動していた北川さんですが、コロナ禍で物件が見つからず、共同創業者の地元である富山県を視察した際に、南砺市井波地区の魅力に引かれ、富山で事業を立ち上げることを決意しました。特に、井波で地域活性を目的とした起業支援を行う「ジソウラボ」との出会いが大きな決め手となりました。
インタビューの中で、北川さんは富山を拠点に選んだ理由について詳しく語りました。最初は首都圏で物件を探していたものの、コロナの影響でなかなか見つからず、富山に足を伸ばして視察を行いました。共同創業者の地元である富山に初めて訪れた際、街づくりに興味があり、成長している地域で事業を展開したいと考えました。そこで南砺市井波と出会い、「ジソウラボ」の活動に共感し、そのビジョンに惹かれて富山での事業展開を決めたのです。
haiz coffeeは2022年末にプレオープンし、2023年3月にフルオープンしました。オープン当初はコロナの影響で工事が遅れたり、資材が届かなかったりと困難がありましたが、なんとか開店に漕ぎ着けました。現在、haiz coffeeは井波地区のコミュニティハブとして機能しており、多くの人々が訪れ、交流の場となっています。
北川さんは、富山での活動を通じて感じたポジティブな変化や、地域の成長に対する期待についても語りました。特に、ジソウラボの活動が地域に新しい波をもたらし、多くの新しい店舗やプロジェクトが生まれていることに大きな変化の波を感じています。また、富山だけでなく、アジア市場への進出も視野に入れており、現在はインドネシアでの店舗展開を計画しています。haiz coffeeは、現地生産地から直接コーヒー豆を輸入し、日本だけでなく韓国や香港にも販売することで、グローバルなビジネス展開を目指しています。
さらに、北川さんは地方でのビジネス展開の魅力についても触れました。地方では、小さな意思決定ができる環境が整っており、若い起業家がチャレンジしやすいと述べました。失敗を恐れずに挑戦することが重要であり、地方での経験は大きな学びとなると強調しました。特に、地方での失敗は大きなリスクを伴わないため、若い世代にとって貴重な経験の場となると述べています。
また、haiz coffeeの成功事例を通じて、他の地域でも同様の取り組みが広がることを期待しています。特に、地方の小さな町でもグローバルな視点を持ち、地域資源を活用することで成功できるというモデルケースを示すことができれば、他の地域にも良い影響を与えると考えています。
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