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療養の終わりが見えてきた

遂に遂にコロナに感染してしまい、今日で発症5日目。
熱は下がり体のダルさも抜けて、基準となっている療養期間をもって快復として良いだろう。
つまり、仕事。
晴れ渡る夕焼け空の清々しさなどない。

✳︎

寝込んでいる間は壁を見ていた。
熱と頭痛で頭を働かせたくなかったので、壁の白さが心地よかった。
でもそう思ったのも束の間で、5分もすれば微妙な模様の違いに気付き、それが情報として頭に入ってくる。

まっしろ、まっしろ、かんがえたくないかんがえたくないかんがえたくない、まっしろ、まっしろ

要らぬことに全身全霊を注ぎパンク寸前である。

✳︎

横になりっぱなしなっていると、首肩背中が凝り固まり、凝り固まるとコロナの症状ではない頭痛が酷い。
ボキボキ鳴らしながら弱った足腰を見るとこれは1日では元に戻らないなと。
これが30代に近づくことかと思うと納得し難い。

お年寄りの方が何かの病気をきっかけに気分が滅入って寝たきりになってしまうのもわかる気がする。
完全に悪い状態より、全体的には良いが体のどこかに常に万全でない部分がある状態の方がストレスは高い。

簡単な家事も症状があればあまりできない。
なんなら感染の可能性があるので何もしない方がマシ。
だいぶ役に立たない人間の気持ちになったと思う。
介護されるのも似たようなものだろうか。

少しだけ老後を過ごした気がした。

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