ドラマ・お腹の傷・新札
「海のはじまり」の第1回と、「燕は戻ってこない」の最終回を日を継いで見たので、いささかメンタルを削られたような気がしている。
「燕」のほうは、「母性を美化しないところがいい」という声が多いが、私にしてみれば、ものすごい母性のアピールで、そしてやっぱり美しく描いていて、だからこそ世間とは正反対の意味でグロテスクだった。
「海」のほうは、これから楽しみに見る人がたくさんいると思うので感想は書かない。
いずれにしても、これはきっと私が私だからということだと思っている。
私が経験してきたすべてが、私の感性をつくり、楽しさもつまらなさもそこから発生している。
まあ、ぶっちゃけ、どんなに大変でも子供を産み育てるのは素敵なことというのに帰結している感じが、私をしんどくさせるのだ。
少子化は、国を衰弱させるのかもしれないが、私の心を穏やかにはする。
母は私を帝王切開で産んだ。
メスで縦に切り開かれた母のお腹から取り出された私はものすごい黄疸で、死にそうだったらしい。
母のお腹はケロイドというかかなりひどい引きつれができていて、縦だから年を取ってもずっと目立ったままだった。
腹にシャーリングを寄せたような感じだ。
大学生まで、母と一緒にお風呂に入っていた。
一緒に銭湯に行っていたのだから当たり前。
お腹のシャーリングを見るのがつらかったことは、母に言えるはずもない。
私もお腹を切り裂く手術を受けたことがあるが、横一文字切りだったから、加齢や脂肪によってほとんど見えなくなっている。見えたら、残りの人生もきつかっただろうなと、いまになって想像している。
今季は、とりあえず「笑うマトリョーシカ」と「新宿野戦病院」と「ブラックペアン2」を見ることにしている。
今週から「虎に翼」は見なくなった。
今日は出勤し、徒歩で往復したので歩数は16000歩となった。
昼休みにATMでお金をおろしたが、当然ながら新札は出なかった。
あまり欲しいと思わない。
いや、1万円は欲しいのだけれど。
以前の、渋沢栄一の生涯を描いた大河ドラマも、確か途中で離脱した。
読んでいただきありがとうございますm(__)m