何にも支配されない暮らし
書きたいことが脳内に渋滞しているのだが、全然進まない。
道路の渋滞のときは、行列の一番前の車は何してるんだ!とつい怒ってしまうが、実際は停まってるわけではないらしい。
いや、停まっていたときもあった。
たまたま、隣の車線から渋滞している車線のドライバーを見たら眠ってた。
後ろのほうの車は、よもや一番前が寝ているとは思いもしないだろう。
私の脳内も一番前が寝ているらしい。
昨日、買い物のついでに久しぶりに大型書店に寄った。
読みたい本のまとめ買いはしないので、「積ん読」はない。
ひとつ読み終わったら、次に買うまで読むものがない。
そして、なければないでいいや、と思ってしまう。
そもそもストックがあまり得意じゃないので、今は防災用品に限っている。
ストックをしないのは、好みが変わってしまうから。
そのときに「いい」と思ったものが、そうでもなくなることがある。
元夫や姑は、ストック好きで、シャンプーや柔軟剤の同じものを5個も10個も買って収容していた。
安い時に買うと得だと言うのである。
それはそうだけどさ。
私も嫌々夫に合わせていたが、新しい商品が出るとそっちを使ってみたくなる。
でも、在庫がたくさんあるのに買うわけにはいかない。
こんなどうでもいいことでも、ストレスが溜まっていくのだ。
一人になってからは、シャンプーなどの予備は1個と決めている。
いつでも、別のメーカーの商品に浮気できるように。
読まない本もたくさんあった。
夫の好みを考えても、「なんでこんなの買ったの?」と思うものもあった。
もったいない。
私は、せいぜい上下巻の2冊をいっぺんに買うくらい。
上巻を読み終わって下巻が品切れになってたら悔しいから。
昨日、かねてから読みたいと思っていたミステリーの文庫本をようやく購入。
上下巻なので2冊。
いまはまだ紙の本が読めるけれども、だんだん老化が進んでいくことを考えると、どこかで電子書籍にしようとは思っている。
収納や整理の手間と、文字の大きさの調整において。
夫と兄がいなくなったあと、本の処分のために業者さんを呼ばなければと思ってはいるものの、いまだ手をつけていない。
もう自分的には、本を増やしたくないのだけれど、ついこれくらいはと買ってしまった。
栃木県佐野市の41.0℃を筆頭に、「命にかかわる危険」という暑さ。
エアコンをいつもより1℃低い27℃に設定し、吹き出し口の真下から360度サーキュレータで空気をかき回し、反対側から自分に扇風機で風を当てている。
朝からテレビでyoutubeの波の音を流し、ソファに寝転んで本を読んでいる。
上巻は読み終わってしまった。
何でもそうだが、毎日少しずつというのができない。
一気にガーッとやりたいクチ。
なので通勤時に本を読むことも、ここ何十年していない。
そもそも、公共の場所の書斎化をよしと思っていない。
一人暮らしになって念願だったソファを買って、本当に良かったと思う。
外の猛暑とはうらはらに、2.5人くらい座れるソファに寝転がって、冷風を浴びながら好きな作家の新作を読む。
ステレオ代わりのサウンドバーからはちゃぷちゃぷと波の音。
数年前に奮発したドロップ式のアロマディフューザーには真正ラベンダーのオイルを入れた。
これでうつらうつらできたら最高なのだが、私の不眠症はまだ昼寝ができるほど回復していない。
でも、極楽、極楽。
もう誰にも支配されないし、命令されない。
逃げる必要のない生活。
これだから、旅への欲望がなくなってしまうんだよな。
憧れのプチ定年感を満喫中。
ほとんど出かけないし、外食しないせいか、思ったより生活費もかからない。
もっと早くこうすれば良かったと思っている。
読んでいただきありがとうございますm(__)m