見出し画像

造影剤アレルギーでSLEの私の総胆管結石(手術とステロイドカバー)

前回に続き、内視鏡検査・手術(ERCP)の処置室での話を書いてみたいと思います。私は薬アレルギーが多く造影剤アレルギーもあるのですが、それについては、今回お世話になった消化器内科の先生と、私の持病をみてくれている膠原病内科の主治医が、考えてくれてステロイドカバーという予防処置をしてくれました。

前回はこちら↓(前回・今回は、[2022年夏]の初・総胆管結石の話です。今年2024年春に2回目が……)

ステロイドの点滴を術前、術後にあらかじめ、入れておくのです。
以前の大腸憩室炎の外科手術*の時にも、ステロイドカバーをしてくれていたのですが、ふつうは、内視鏡手術では行わないらしいです。
(それほど、体にダメージは少ない手術だから、ステロイドカバーは必要ないと考えられているようです)
 *大腸憩室炎の外科手術については ↓こちらのマガジンに↓

今回は私の造影剤アレルギー※が心配されたので大事をとってステロイドカバーをしてくれました。
(※造影剤アレルギーは、以前に造影CTで、ものすごいアレルギーがでたことがあったのです)

ステロイドカバーのための点滴は
「ソル・コーテフ」
1日目、術前にソル・コーテフ 100mg、術後25mg
2日目、手術翌日に朝・昼・晩と25mg×3回

以上でした。

手術当日、と翌日は朝の服薬は無しだったので、ステロイドは点滴だけです。

長らく病室で待っていまして、夕方になりようやく下の検査室(内視鏡手術をする部屋)から呼ばれ、病棟ナースに連れられて歩いて検査室まで降りていきました。

処置台に横たわり、今度は手術を担当するナースがテキパキと準備をしてくれました。
内視鏡手術については、胃カメラのようなものを飲み込みます。
まず、ナースが、ゼリー状の麻酔薬を私のノドにプチューっといれて、

「しばらく飲み込まないように」と言われます。

しばらくしたら、ナースが「飲み込めたら飲み込んで、飲めなかったら出して良いよ」と許可がでたので私は、麻酔薬を飲み込みました。

「うぇ、まずっ・・・」

その後、うつ伏せになる。
口にマウスピース!?をくわえさせられて、テープで顔に固定。

あとは、点滴ルートから
鎮静剤を入れられて、
私は、あっという間に、すっかり眠ってしまいました。

全身麻酔かっ!!!
ってぐらい熟睡でした。

以前に大腸憩室炎で大腸カメラした時は、鎮静剤入れたのに目は覚めてたんですよね。その時は、ぼんやりしながらも起きてて、カメラの画像とかモニターで見ていたぐらいだったのに、
今回は、
「おきてても苦しいだけやなぁ。眠たいなぁ、寝とこ・・・」と、思った瞬間、爆睡でした。

それで、
起こされた時には、内視鏡手術が終わっていて

医師「終わりましたよー。5~6mmのが1コ取れたよ」と。

鎮静剤を起こすための薬があるので、それで、目が覚めるんですよね。

でも、
まだ眠たい。

その後は、検査台に上で、半分眠ったまま病棟からお迎えのストレッチャーが来るのを待ってました。

病棟に帰ってからも、眠い。

その日も絶食で、手術翌日の昼まで絶食なので、ごはんもなく、しんどいし、ずーっと寝てました。

手術直後にも腹痛はなく、熱も上がらなかったので、
「これは膵炎は大丈夫そうやなぁ・・・」と、なんとなく安心しながら
とことん寝てました。

手術直後から心電図はついていました。

ステロイドカバーのおかげなのか、造影剤アレルギーもなく
寝てる間に終わる、という、ありがたい、結石摘出成功!でした。

こちら、絶食明けの食事(手術翌日のお昼ごはん)

絶食明けですが、重湯ではなくて全がゆでした。
2割~3割食べられたかな?

お腹はすいてたけど、ちょっと食べると膨満感でした。

腹痛もおきず、無事でした。
ありがたかったです。

ひとまず、一件落着~

予定より早く退院できまして、4日間(3泊4日)の入院でした。


以上が、2022年夏の総胆管結石摘出についてのまとめでした。

この頃、コロナの第7波が猛威を振るっていて、この病院でも、病棟や医療者のやりくりが大変そうでした。救急車はひっきりなしにやってきてるし、救急の処置室はいっぱいだし(入院当日、激痛がきて、救急に行くはめになっておりました)

私の入院も、じつは、コロナの影響で病院側から入院日をずらしてほしいとの連絡あり、1週間ちょっと遅れていたのです。

とはいえ、コロナの影響で、緊急手術以外は、治療や手術が減らされている状況だったようなのに、今回の手術をしてもらえ、治してもらえたこと、本当に感謝です。もしも、放置していて、悪化してしまっていたら、命の危険になるところです。

膵炎もおこらず、本当によかった。
ありがたいです。


先に書きましたように、私の胆のうにまだ胆石がいっぱいあるので、
またポロリと落ちてきて、総胆管結石が再発する危険は残っています。

(そうなのです。。。今年2024年春に再発してしまったのでした(>_<))

原因を取るには、胆石で充満している「胆のう」を取ってしまう手術が必要・・・うぅぅぅ

2021年秋から、この2022年夏の総胆管結石で3度目の入院手術が続いていました。

これ以上は、続きたくない・・・、
でも・・・、
悩みどころです。ふぅ


痛みとさよならできたので、ひとまずは、あまり考えずにのんきに過ごしたいと思います。
また、そのうち考えます。

(と、のんきなだけじゃなく、いろいろ重なってどうしようもなくて、後回しにしていたら、2024年春に大変な目に遭いました・・・)

総胆管結石の内視鏡手術について
私の経験のまとめが、誰かのお役に立ちましたらいいなと思います。

胆石は10人に1人は持っているそうです。
無症状の人も多いので、
検査ではじめてわかるらしいですが、胆石自体は珍しくない病気なので、

上腹部(や背中)の激痛があれば、
胆のう炎や総胆管結石、膵炎、ってのもあるらしいと
頭の片隅においてもらえたら、
もしからしたら身を守ることにつながるかもしれないです。

あまりにひどい痛みの時は、救急車にお願いする方がよいです。
我慢しすぎると危険なこともあります。

では、皆様も今日も明日も笑顔で元気に過ごしてくださいね~!



今回も書きましたが「造影剤アレルギー」や「薬アレルギー」が多い私が
薬で死にかけた時の闘病が小説になっています!AmazonKindleで出版
ぜひ読んでみて欲しいです!
山中まる著 小説『救命率2%未満』



なんと、2024年5月31日~6月13日までkindle本セール「文学書セール」のキャンペーンに選ばれ
ただいま第1巻が半額に!(税込み138円)なりました!
この機会にぜひぜひ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?