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”なりたい自分”に忠実になるのもいいけれど。

最近のシンプルブーム。

韓国風インテリアに大理石風リメイクシート、服はラテカラーで統一し無印良品のポーチが流行。

インスタを見ているとそういった情報がずらっと目に入り、多かれ少なかれ目を奪われる。

こんなインテリア欲しいな、とか、シンプルって最強にコスパいいんじゃない???とか、今まで選んでこなかったものに心を動かされ、購買意欲を刺激される毎日。

昔は、持ち物は絶対可愛いものじゃないと嫌!!と思っていたけど、前ほどこだわりもなくなり、必要な物に寿命が来たとしても、大きくこだわることなく、最近のシンプルブームに合わせ、”無難”なものを選ぶ傾向にあった。買い換えたものも、むやみやたらに捨てこともなく、「あるものを使う」「まだ使える」で過ごしていたし、満足していた。

また、PC診断を受けてからというもの、今までと違ったカラーに惹かれるようになり、これまでカバンの中身はピンクや赤で統一されていたのが、ピンクの小物は1つ、2つ程度になっていた。


・・・が。


本日はバレンタインデー。

バレンタインデーといえば、バレンタイン限定グッズ。

バレンタイン限定グッズといえば。


そう、大概のものがピンクや赤である。


これまでベージュや透明のポーチなどで埋め尽くされていたインスタのおススメが、バレンタイン限定グッズの赤やピンクで染まっていったのだ

心の奥にそっとしまっておいたピンクや赤色へのあの愛。当然のごとく、沸々と湧き上がってきたのである。


”私はもうアラサー”
”いちごやさくらんぼは学生まで”
”ベージュで大人可愛く”


どれも誰かに指摘されたわけでなく、勝手に自分でオトナの女を作り上げていた。なりたい自分だけ見ていた。

時すでに遅し。私は、自分のバッグの中に心底ウンザリした。


なんだこのときめかない持ち物たちは。


・・・逆ギレにもほどがある。

逆ギレということは分かってはいるけれど、これまで私はお気に入りのものだけに囲まれた生活をしていた。

実家にいる時からインテリアは白・赤・ピンクで統一していたが、夫との生活空間までピンクで埋め尽くしたい感情は全くなく、今もその気持ちはないため、だからこそ、自分のバッグの中身くらいは、自分の昔からの”好き”を大切にするべきだったのだ。

結局心から可愛いと思う色はピンクと赤だし、カラー展開で赤やピンクがあれば必ずどちらかを選ぶ。さすがに服でピンクや赤色となると、使いにくいものは避けた方がいいだろうけど、一度は手に取って鏡の前で合わせてしまうし、いちごモチーフの小物が増える毎年1~3月は私にとって一番好きな季節といっても過言ではない、いや、過言かもしれない。

なりたい自分があるからって、いくら断捨離好きだからといって、昔の自分を捨てる必要はなかった。



そんなわけで、私は私を取り戻したのだった。

ありがとう、インスタグラム。



・・・ま、結局これも、SNS情報に流されているだけなんですけど(笑)


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