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嬉しさと悔しさと悲しさと…泣き虫おまわりさんの奮闘記

おはようございます。こんにちは。



お約束どおり

お話しさせていただきます。


昨日、午前0時に記事を掲載直後、

連絡が入る。



アイツ、昨日現場で倒れて入院している。




29歳、

若年性脳梗塞。




私たちは通常「勤務員」と呼ぶのですが

勤務員同士、連絡を取り合い、

それならばと思い、最も近い私が

13キロ離れた奥地へ行くことになり、

代わりに市内地から代わりが来ることで

決着が付き、昨日早朝、

私がさらに奥地の小中学校へと飛ぶ。


午前中までには一旦帰宅できるはず、

そう考えていたのは甘かった…


追い打ちを掛けるように

午前8時30分、

連絡メールが入り、

欠員になっている後輩の

受け持ちをどうするか?





臨時会議になった。





当面交代で順番に行くことで

決着ついたが...


午前中の・・・

ありがとうの式典には間に合わなかった…

会議中は通話、ネットの使用は禁止。

誰にも連絡できない・・・


会議終了は13時。


制服着の身着のままで

私は直接小学校へ足を運び、

校長に謝罪した・・・


それでも校長は

私を咎めるどころか

まもなく卒業を控えた

6年生の教室に案内され、

そこで私担当の子、お二人から

みんなの前で・・・

この造り方は女子だと思う…嬉しいね。

この二点を戴きました。


私は以前にもお話ししたように、

和歌山県表彰3回、

国家表彰勲三等のことを話しました。


ですが、このふたつを戴いた瞬間...

涙がこぼれそうになり、

校長からひとことどうぞ

と言われても自分で何を発言したのか

こうして書いていても

半分は覚えていません。


どんな賞、表彰を戴くよりも

私にとって

最高の表彰状です!

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話はここで終わりません。

その後、校長と面談後、

学校を後にし、

私を見たある方が、

それ、何なん?

こどもたちからのプレゼントや!

そう答えると・・・

 ガキにそんなもんもうて
 うれしいんか!
 幼稚なヤツがそんなん
 もらって嬉しがるんや!

そこでその人の人間性って

分かりますよね。


心の中では、

「あんたにこの仕事やれるもんなら
 やってみい!口ばっかの人間に
 絶対出来やせんわ!」

そう思ったけど、口に出すわけに行きません。

ここは大人の対応ですよ…


思うのはね、地方って考え方に

まだまだ固執している方が多いんです。


大人だから、子供だから、

地元で産まれ育ち、

この地で働かなければ人間ではない、

私のような「よそ者」も人間扱いされない。

優劣判定、暇な者は犬でも使え

なることはが残って。

我が子は奴隷のような扱い…


最悪なのは自分の不始末

我々よそ者に

責任転嫁されてしまうこと。


我々ネットを使うのにしても

スパイが使うとして認めない。


様々な悪しき習慣が

残っている方がまだ少なからずいるのです。


こどもであれ、

我々成人であれ

我が子であれ、

人格があります。


人はみんな平等なんです。


互いの理解、協力が無ければ

そこには必ず差別、歪が起こるのです。



これらを私は自信を持って言えます。



無くすためには口は慎む。

最低でも考え方を改める。


今は今の時代である。

時代に合わせて行かなければ

時代遅れの最たるもの。


私も随分な年齢ですが

この仕事に就いて

ひとりの人間として、公務員として、

考え方も見る幅も大きく変わりました。


ひとことでいえば…

老いてはなんとか…


この言葉があるように

こどもたち、若い方の意見は貴重で

勉強になると捉えています。


それは年齢。

年齢を重ねることにより

教えてくれる方が自然と消えます。


だからこそ

私がいつぞや話した

「感受性」

これが大切になって来るのです。


今日からは

この感謝状と

授業を割いて造ってくれた

こどもたちの・・・

みんなの期待を無にしないよう、

職務に励みます。


そして

この表彰状はいついつまでも忘れぬよう

他の表彰状を移動させ、

ここ自室の頭上に飾ることとしました。


あと数日で卒業して行く

みんなの笑顔は忘れません。


ここまでご覧いただき

ありがとうございます。


皆様におかれましては

佳き一日でありますように…