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東京の【門前仲町〜清澄白河】を、夫婦さんぽ。

※ noteの注目記事に、掲載していただきました。
見てくださった皆さま、ありがとうございます!

「散歩って...何が楽しいの?」当時、彼氏だった夫に言われた。

散歩をしない人からすると、疑問なのは当然である。

歩くことに、楽しさを見出すって...なんなんだ?何考えてんだこの女は。頭の中お花畑か?と思われても仕方ない。


それでも私は、散歩の楽しさを彼に語った。

『私の中で散歩は、冒険である』


行ったことのない街にふと降り立ち、知らない景色を前に、積極的に迷子になるのだ。(助けて!グーグルマップ!)

商店街を歩き、あたかもその土地の住人になったように買い物をし、もし住んだらどんな生活になるだろう?などと、想像してワクワクする。

不動産屋さんの賃貸情報を見て「ふむふむ」なんて、引っ越す予定もないくせに思いを巡らせてみる。そして、本当に気に入った街に、勢いで引っ越したことさえあるのだ。

気に入った街には、時間帯を変えて訪れ、街の人の変化や、お店の変化を楽しむ。
いつも通らない道を歩いてみると、ジブリに出てきそうなお店を見つけて、テンションが上がったり。風が気持ちいいから、ちょっと駆け下りてみよう!と下り坂を小走りをして、爽快感を覚えることもある。

お惣菜屋さんや、パン屋さんで夜ごはんや朝ごはんを買ったら、家に帰ってからも、散歩という小さな冒険の思い出に浸れる。

身近なことに、楽しみや刺激を見出せるのが、散歩のいいところだ。

そんな散歩自論を語り「試しに、私の散歩についてきて!」と、彼氏(夫)を連れ回してきた。




「次はどこに行く?あすきー行きたい街ある?」

夫婦である今、散歩は私だけの趣味ではなくなった。夫は、私の散歩の虜になってしまったのだ。

散歩って楽しいの?と、冷めた顔で言っていた夫は、今では地図を片手にワクワク歩く、アラサー少年になった。



今回は、門前仲町をメインに散歩し、終点はお隣の清澄白河。東京は、20分ほど歩けば隣駅に着く、いろんな顔を持つ大都市 (私の地元なんて、20分に1本しか電車が来ないというのに)


デルタ株が流行しており、全国的に感染者が増えているので、夫婦共におうち自粛中です。
今回の記事は、感染者が少なかったとき散歩した門前仲町。出かけたい気持ちを抑えて、自分の行きたい場所リストを更新していきましょう。脳内で旅行気分になれるので、おすすめです。

(わたしは行きたい場所をメモして、クラウド上に保存しています)

さあ!アラサー夫婦の門前仲町さんぽ、すこし覗いていってください。



門前仲町、通称「もんなか」


門前仲町駅の出口1を出るとすぐ、和菓子や惣菜が並ぶ、深川伊勢屋本店があります。いつも素通りができない伊勢屋さんは、人を惹きつける"何か"を持っているお店なのです。

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深川伊勢屋本店 @ 門前仲町

ショーケースには様々な商品が並び、ショーケース上には、つい手を伸ばしたくなる小分けのパックが置かれています。

ちょっとずつ買いたい人はショーケースから選び、常連さんで買うものが決まっており、ササっと買いたい人は、パック入りの商品を手に取っていくのです。

「門前仲町といえば、深川めし!」と話していたため、深川めしおにぎりと、みたらしだんごを購入。人がより少ない方面に歩いて、橋の近くのベンチでいただくことに。

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近所にお住まいであろうご家族が歩く、川沿いの平和な道。
平和な風景の中、手を合わせて、いただきます。

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大人2人が食べる量とは思えないでしょう。散歩中に、新たな食に出会う可能性があるので、小腹を満たす程度しか食べないのです。

深川めしおにぎりは、うまみが強いわりに、優しい味わいで、飽きずに何個でも食べられる味。
みたらし団子は、やさしい甘じょっぱさで飽きない味わい。1人で数本ペロッと食べられる味。

日常でいただく和菓子は、食べ飽きない味が一番心地いい。伊勢屋さんは『飽きない味を追求した名店』です。パックでまとめ買いをしていた、近所の方々の気持ちがわかりました。



お腹も満たされ、夫が「気になる店が近くにある」とのことで、川沿いの緑道を歩いていくことに。

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堤防を歩く危険なアラサー。散歩は、アラサーを少年へと戻すのです。

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植物が多い風景かと思いきや、タワーマンションが見える!東京あるあるギャップ萌え?風景。

東京湾が近いこともあり、川にはクラゲが迷い込んでいたり、小さな魚が。(スマホを落としたら怖いので、ヒヨッて撮れず)


さて

夫が見つけてくれた、佃煮・煮豆屋さんに到着。
綺麗なので新店舗に見えますが、創業100年をこえる老舗の直売所です。

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佃屋食品工業 直売所 @ 門前仲町

佃煮が並んでいるとは思えない、おしゃれな雰囲気にわくわく。

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直売店ならでは、数量限定の特価商品が並んでいました。ちょうどいいサイズ感のため、あれもこれも気になる!と、お得意の目移りが発動。

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1番人気のきなこ豆と、青唐辛子の海苔佃煮、青唐たけのこを購入。

きなこ豆が予想の斜め上のおいしさで、夢中になって食べてしまい写真を撮り忘れました。甘いものを食べない夫も「うま!ひとつひとつ大事に食べよう」と、ドカ食い禁止令が出るほど。

気になる方は「佃屋 きなこ豆」で検索!(突然の他力本願)
見た目の10倍以上おいしいです。門仲行ったら、きなこ豆。

さて
深川めしを食べて、江戸ならではの佃煮・煮豆を買い、満身創痍で深川不動堂へ。

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成田山 深川不動堂 @ 門前仲町

深川不動堂に行く予定はなかったのですが、参道のお店の並びが魅力的で、吸い込まれて行きました。ダルマが並んでいたりと、シブい参道。

千葉県の成田山新勝寺の別院ですって。

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本堂の左の建物に、何かが書いてあります。

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なんだろう?なんだか分からないけど、すごい迫力で見ちゃいます。

千葉の成田山新勝寺も、日本とは思えない光景のお寺。別院のこちらも「あっ」と目を惹く点が共通しています。
記憶に残るお寺10選に入りますね。(社寺が好きな女の、個人的な見解です)


つぎは、私が行きたいと懇願していた、パン屋さんを目指します。

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散歩中の、こういう細道がカメラ女子(正確には、元カメラ女子)には、
た ま ら な い 。
中央にいらっしゃるサラリーマンのおじさんが、さらにいい雰囲気を醸し出してくれています。ありがとう、知らないおじさん。



さあ

住宅街の中に、行きたかったパン屋さんを発見。門前仲町駅からは徒歩3分ほど。
店構えが、オシャレすぎやしませんか。さっきまで、たしか江戸にいたんですけどね。突然のフランスのパリ感に、ある意味テンションが上がります。店構えが、すでにおいしいですね。え

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トリュフベーカリー本店 @ 門前仲町

パンはガラスケースに入っていて、店員さんが取ってくださるスタイル。人気商品は180円くらいなのに、ガラスケース入りだと高級感マシマシに見えます。

店舗名がトリュフということもあり、黒トリュフの卵サンドや、白トリュフの塩パンなど、なんとも贅沢なパンの多いこと。大人が楽しめるパン屋さんとは、まさにこれです。

黒トリュフの卵サンド、白トリュフの塩パン、大人のラムレーズンクリームサンドを購入。

写真は、大人のラムレーズンクリームサンド。

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ラムの香りが高く、キリッとしたお酒や、紅茶に合う味。このクリーム、定期的に吸い込みたい。ラムレーズン好きは、絶対買いましょう。


さて、終点の清澄白河に向かって歩こう!と思った矢先、こんなお店を発見しました。

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コロッケと明太子 @ 門前仲町

「フォントがおしゃれ!外にウメが干されてる!それもまた、なんかおしゃれ」という、好奇心のままコロッケを覗きます。

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80円!買う!2つください。
近所にあってほしい惣菜屋さんを見つけてしまいました。コロッケの味は、懐かしい思い出が蘇りそうな味。
ほんのりじゃがいもの甘さを感じる、シンプルかつ、無駄のないカリッとした薄めの衣。

2021年オープンだそうで、コロナ禍での新店。ぜひ応援したいお店ですね。門前仲町から5分ほど。



はい、終点は清澄白河のこちらでございます。

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ティーポンド @ 清澄白河

パッケージが女子ウケ100%の、紅茶専門店です。
店内にいるオシャレ男子たちは、女性へのプレゼントを求めにきたようで、店員さんが丁寧に紅茶の紹介をされていました。
紅茶が好きな女性に、ここの紅茶をプレゼンントすると絶対喜ばれます。(そんな私は、自分用)

定期的に、こちらのフルーツティーを購入しています。

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チョコレートフランボワーズというフレーバーで、ほのかに香るカカオが、チョコレート好きにはツボです。
もちろん、フルーツも食べられるし、家でなんとも贅沢な気分に浸れます。

ティーポンドでお気に入りを見つけて、おうちカフェをぜひお楽しみください。



門仲さんぽのススメ

昔ながらの、東京の下町感を感じたい。
下町の中にある、おしゃれなお店を発掘したい。
東京で人が少なめの、穴場なお出かけスポットに行ってみたい。

なつかしい味に出会える門仲(もんなか)散歩。
今後行ってみたい街リストに、ぜひ。


前回のさんぽ記事は、こちらです。
よろしければ、寄り道してってくださいね。




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