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30歳から独学でスワロフスキーアートを始めた理由。

私は、2016年からモナコ公国、パリ、ロンドン、日本でアーティスト活動をしています。このようにお伝えすると「美大卒だったの?」「どこで絵を習ったの?」「youtubeで技法を学んだの?」などと聞かれますが、絵は完全に独学です。

中学の時、デッサンの成績は5段階で2でした。

「きちんと出席すれば3は貰えますよ。」と言われた授業で、皆勤賞で2。真面目に授業に出ていて、物静かなタイプだった私は、当時トラウマになるぐらいショックでした。

美術は好きでしたが、デッサンには強い苦手意識がありました。それが、30歳からスワロフスキーで肖像画を描くことになりました。

私が尊敬する方が、「スワロフスキーで肖像画を描いてみたら?」と言ってくださった。思えば、この一言がアートを始めてからの7年間、私を支えてくれている。

最初の頃は、制作費や勤務の状況などで一時的に休んでいたこともありますが、2015年の4月からは、海外渡航などを除き、基本的には毎日制作をしています。

なぜ、アートなんだろう。
なぜ、この言葉が私を突き動かすのだろう。
売れる保証なんてどこにもない。


でも今は、辞める気なんて、ない。
死ぬまでアーティスト活動していたいと思ってる。


私は高校卒業後、目の前にある仕事をただ頑張ってきました。20代半ばにベーシストとして活動した時期はあったものの、基本的には生きるために働く日々。

アートを始めた時も、最初は「●●さんが言ってくださったから」が、原動力の全てでした。

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(大阪府知事賞を受賞した「冒険をする人」)
それが、毎日毎日作品を作っていると、作品を作ることは命を生み出すことだとわかった。そして、生み出した命を大事にしたいという気持ちが芽生えた。

美しい子供たち=作品たちを世界中で魅せたいと思った。

そして、自分の死後も子供たち=作品たちが良い環境で生きられるように、有名になりたいと思った。

授業中に答えがわかっていてもシャイで手もあげられないタイプだった私は、アートと向き合うことで、自分の使命を見つけた。

そして、高卒で独学で、世界との繋がりもなかった人が、大人になってアートを始めて、形にすることができたら、それは誰かのパワーになるのでは?とも思うようになった。

早く成功して、アートを通じて社会貢献がしたい。

成功の定義は人それぞれだけど、アートできちんと収入を得ることを今はひとつの成功としている。

私の作品は全てスワロフスキーで作られている。

途方にくれるほど細かいプロセスの中で生まれた作品を見ていただくと、大抵の人が、ものすごく驚いてくださる。近くで見るとモザイク画のように、離れるほど写真のように。そして見る角度によって光の入り具合が変化するように作っている。

世界は今後、どんな方向に向かうかわからないけど、私はアートで人の心に火をともしたいと思う。

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私の心に火を灯してくれた、アーティストやアスリート、ミュージシャンなどと同じように。それができる人間でありたい。

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