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子どもがくれる「お母さん休んで!」のサイン

はじめに

ここ数日間、我が家はみんな軽い風邪をひいていて、やっと落ち着いてきました。

冬は閉蔵の時期、春は発陳の時期というお話を以前ブログでしました。
これは冬にしまっていたものが、春になると表に出てくるという意味です。

我が家の風邪もその一環かな、と思ってみていました。

みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

子どもの不調の原因

うちの娘は、体は小さいのですが、比較的丈夫な方で、最近はほとんど風邪をひきませんでした。

彼女を観察していると、体調を崩すときは一定のパターンがあることに気がつきました。

①子どもを頑張らせ過ぎた

娘をみていると、「そろそろ母子べったりタイムが必要かな。」と、思うことがあります。

具体的な行動でいいますと、保育園に行きたがらない、帰ってきてからの甘えが激しい、などです。

これらの行動がではじめると、近いうちに保育園をお休みさせ、母子ともにのんびり過ごすことにしていました。

すると満たされて、ご機嫌で保育園に行ってくれるようになります。

それがわかっていても休めなくて、そろそろ限界かなと思っていたら、見事に今回親子共々風邪をひきました。

②母親が頑張り過ぎている

「お母さんが頑張り過ぎているとき、ちょうどいいタイミングでお子さんが熱を出す。」と言われている方がいました。

子どもの不調は子どもだけの問題にあらず、お母さんの問題でもあるのです。

今回の我が家のケースを例にします。

娘は鼻水と微熱がありましたが、2日ほどでおさまりました。

しかし、症状がとれて、脈もお腹も整ってきて、どうみても回復してきているのに、「甘えん坊の症状」だけが最後までとれないのです。
四六時中私につきまとって抱っこやおっぱいをせがむのです。

やれやれと思いながらふと鏡で自分の顔をみると、唇が上下とも荒れて、できものができていました。

上唇は胃の反応、下唇は大腸の反応がでる、と先日のブログで書きました。

つまり、私は胃も大腸も荒れているということでした。

それを見て、諦めて娘と一緒にたくさん昼寝をして、さらに夜も一緒に早く休みました。

すると翌日、体がスッキリして、唇もよくなっていました。

子どもの甘えは、お母さんを休ませてくれようとしている、ということなんだな、と思いました。

休めない場合

とはいえ、都合よく休めない場合もあると思います。

そんなときもお母さんは、決して自分を責めることなく、笑顔でいてください。

子どもはお母さんの笑顔がみたい生き物なので、お母さんが申し訳なさそうにしょげていると、余計に悲しくなってしまいます。

ある言語聴覚士さんに聞いたのですが、
「一緒にいてあげられなくてごめん」とひたすら謝るよりも、
「ありがとう、おかげでいっぱいお仕事ができたよ!」と感謝の言葉をかけられた方が子どもはうれしいようです。

子どもに少し無理をさせているなあと思ったら、思いっきり感謝とねぎらいの言葉をかけましょう。

「いつもありがとうね。本当によく頑張っているね。〇〇ちゃんすごいよ。」と、子どもが誇らしくなるような言葉がいいと思います。

最近読んだ高濱正伸さんという教育の専門家の方の著書に、
「女の子はオンリーワン、男の子はナンバーワンを欲しがる」という内容が書かれていました。

今回の、「子供が母親に甘えたい状態なのはわかるけど、休みが取れないとき」にも、オンリーワンもしくはナンバーワンを感じさせるような声かけができたらいいのかな、と思います。

例えば、女の子には「〇〇ちゃんはママの特別だよ。仕事してるときも本当はずっと〇〇ちゃんのことを考えてるよ」、
男の子には「こんなに強い〇〇くんは世界一だね。ママ尊敬しちゃう」というような感じでしょうか。

ご興味を持たれた方はぜひ高濱正伸さんの著書をご覧になってください。

まとめ

子育て中の女性は、仕事と育児をどのような比率で生活に落とし込むのか、選択に迫られることがあると思います。

あれもやりたい、これもやりたいと、いっぱいいっぱいになっている女性をよく見かけます(私も含めて)。

先ほどご紹介した高濱さんが言われていた印象的な言葉があります。

「女性はバリキャリ(バリバリ働く女性)に憧れたり、一方でキャラ弁作れない〜とか言ったりする。
両方で100点取ろうとしても無理だから、50点、50点で100点でいいんじゃない?」

本当にそうだなあと思います。

自分の体は1つで1日24時間と決まっているので、できることは限られてきます。
自分の無理のない範囲でできる仕事と子育てのあり方を、私も模索中です。

今回仕事のことを考えすぎて頭がヒートアップしていたのを、子どもがリセットしてくれました。

「頑張ること」と「無理すること」は紙一重ですが、
「細く長く頑張り続けられるペース」を自分の中にみつけて、心身ともに健やかに暮らしていきたいものですね。

読んでくださってありがとうございました。


あすか鍼灸院(2019年3月善光寺ふもとに「あすか鍼灸室」OPEN予定)


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