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海外駐在夫婦が仲良く暮らすために大切にしていること

アメリカ在住のcoconちゃんと、タイ在住の私の交換日記をnoteで公開するこの企画。
今回は、駐在員の夫とその妻である私たちの「夫婦関係」について。

結婚は私にとって正解だったか

私は元々あまり結婚願望がある方ではなく、結婚して一生一緒に住んでも良いと思える人がいたら結婚しようかなくらいに考えていた。
両親から愛情を注がれて育ってきたと思っているが、結婚したら幸せになれる、という風にはなぜか考えたことがなかった。結婚するということはただの「法的な約束」であって、結婚しなくても一緒に暮らしたければ一緒に暮らせばいい、というなぜかずっとフランス人的な考えを持っていた。
それに、相手の家族とのトラブルがあったり、結婚は墓場だとか言われていたりするくらいならわざわざ入籍する必要なんてないのでは?と思っていた。
(周りの友人の経験談や、SNSのネガティブキャンペーンに踊らされていたと思う)

ところが、今私は本当に結婚して良かった!!と心から言える。

結婚は墓場だなんて全く思わないし、むしろ結婚する前より精神的に自由に生きられるようになった。悩みは半分になり、喜びは倍になった。
夫のご両親も初めての娘を本当に可愛がってくれて、大人になってから家族が増えたことが単純に嬉しい。

結婚願望がさほどなかった私がわざわざ結婚したのだから、「もうこの人なら絶対大正解!!」と思って結婚したわけで、世間で言われているネガティブ要素がないのは当然かもしれない。
ただ、夫と良い関係でいるために大切にしていることはある。
今回は「駐在員の夫とその妻」の立場で大切にしていること2点を紹介したい。

夫婦はただの役割分担

今私たちの関係性は、駐在員として海外で働く夫と、夫の仕事の都合で海外に一緒に来た妻の私、というものだ。
私はタイに来てから2年間現地採用として働いて自分でもそれなりの収入があったけど、今はフリーランスなので大した収入はない。
ただ、そこで夫に引け目を感じたり、お金を使うことを躊躇したりすることはない。

なぜなら、夫婦は単に役割分担だと思うからだ。

日本にいたときはお互いフルタイムで働いていたから家事は完全に半分こ。
料理をしていない方が洗い物をする、洗濯をしていない方が洗濯物を取り込んで畳む、といったようにうまく分けていた。

今は夫が働いてお金を稼ぐ役割、私は家事をして夫を支えつつ将来に向けて準備する役割。
夫の駐在によってたまたまそういう役割分担になっただけで、逆になることもあるかもしれないし、全く想像もしなかった役割が回ってくることがあるかもしれない。

家庭という一つのプロジェクトで、仕事して稼いでマネタイズするのが夫、家事やそれ以外の細かいことをしてプロジェクトを支えるのが私、みたいなイメージ。

そう考えれば働いている夫に対して引け目を感じることもないし、夫も自分だけ働いているからと威張ることもない。私が好きなものを買うときに躊躇することもないし、夫に咎められることもない(さすがに何十万する買い物はしない)。

さすがにここに育児が加わったら、夫が働く役割、私が育児をする役割、とはならないと思うけど、将来育児が加わったとしてもこの「役割分担方式」でなんとなくうまくいくんじゃないかと思っている。

一応書いておくと、私だけがこう思っているのではなく、むしろこの考え方を教えてくれたのは夫だった。
悩んでいるときに「ただの役割分担だから!」と明るく言ってくれて、「ああ、この人と結婚して良かったなあ」と心から思った。

個人としての時間を大切にする

夫婦であっても元々は他人。それぞれやりたいことや行きたい場所があって、そこはお互い自由にするべきだと思う。

私たち夫婦の場合、夫はゴルフが趣味だけど私は一切しない。私はお酒大好きだけど夫は一切飲まない。夫はラーメン大好きだけど私はそんなに食べない。私はパン大好きだけど夫はそんなに食べない。夫は家で麻雀とかゴルフ番組をひたすら観てるけど、私は興味ない。
私が深夜まで友達と飲みに行っても夫は夜道気を付けてねとしか思ってないし、何なら夫は一人でラーメン食べられてラッキーと思ってる。夫がゴルフに行ったら、私は一人でこっそり高いパンをデリバリーして食べちゃう。夫が家で麻雀番組観てたら、私はここぞとばかりにNetflixで大好きなドラァグレースを繰り返し観てる。(ゴルフ結構高いからさすがに月4回とか自腹で行ってると咎める笑)

お互いへの配慮さえ忘れなければ、結婚して家族になったからといって家庭に縛られる必要はない。
日本でももちろんそうだけど、今の立場ならなおさら。

駐在員の夫には毎日の仕事がある。
私がいくらほぼ専業主婦(一応稼ぎはあるけど、会社員時代と比較したらかなり暇)で時間があるからといって、私の暇を夫にも押し付けて、夫の個人としての時間を縛るようなことはしてはいけないと思っている。

もちろん他にも夫婦として大切にしていることはある。
「ありがとう」を毎日たくさん言うとか、帰る前は「帰るよ」って連絡するとか、できるだけ喧嘩しないとか(5年間の付き合いでほぼ喧嘩したことない)。
そういういろいろな「大切なこと」を日々積み重ねて、より「家族」になっていくのだと思う。

海外駐在が終わったら上の2点は大切にしないということではないけれど、「海外駐在員の夫とその妻」という関係性だからこそ、より一層大切にしていること、として書いてみました。

もちろん夫婦はそれぞれ。
いろんな夫婦の「大切にしていること」を聞いてみたいな~☺

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