未来教室 第3回「“地域の農業と環境” 」~小規模農業の価値と可能性~ 農業生産法人「いぶき」 梶岡洋佑さん

12月18日(金)に第3回目の未来教室を開催しました。
今回の未来講師は、”農業法人いぶき代表の梶岡洋佑さん”

冒頭でのブレイクタイム。
梶岡さんは、中学生たちに絵を描いてくださいと伝えました。
「山の絵」「りんごの絵」「そして最後は危険なリンゴの絵」と。

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意図は、最初に次のことを伝えるため
“人の認識はそれぞれで異なっていて、当たり前に一致しない”
“そして条件を絞ることでアイデアやイメージが逆に広がる”

「僕の活動や想いは一つの考え方であり、選択肢。
そのことをどのように捉えるのかはそれぞれで異なっていていいし、正解があるわけではない。生き方考え方から何かを得て欲しい。」

そんなメッセージからスタートした第3回未来教室。

※未来教室は学校とは異なり、それぞれの感じたことを大切にしていい場所。
自分が感じたことを話したり、他の人の感想を聞いたりする中で、違いを認め、自分の視野を広げる、そんな自由で安全な場です。

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その後の梶岡さんからの自己紹介
“農業の潜在的な価値を見える化していきたい”
“こどもたちと関わることで農業の価値は無限大になる”
“日本の農業だけではなく解決しなければならない課題は世界中にたくさんある”

そして・・・、世界を良くしたい!

21歳、在学中に農業法人を起業、昨年8月には農業と福祉を連携した2社目の会社も立ち上げたばかり。

起業した理由は、社長業への憧れだったという梶岡さん。

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子どもの頃から親戚の影響もあり、社長業で人や社会に貢献したい、そして地域を良くしたいと思っていた梶岡さんにとって、大学生での起業は自身で計画し主体的に選んだ道だったそう。

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そして、地元を離れる若者たち、農業の担い手不足。
それならば自分が雇用の場を農業で作ろうと動いて実現してきた。
そのことを事業内容と共に熱く中学生たちに伝えてくださいました。
お話の後半は、農業が抱える課題と可能性、そして今とこれからへの想いを伝えて頂きました。

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~質疑応答~
梶岡さんの熱く真剣な語り口から話される農業のことと今後の課題、可能性。
参加した中学生たちは話を聞いた後に、グループで感想ともっと聞きたいことを話し合い、梶岡さんにぶつけます。

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どうしたら、課題が解決できるのか、自分たちには何ができるのか。
もっと知るためには?

未来教室の特徴は、普段考えないことや聞けないことを聞きながら、「知っている」ことを増やしていくこと。そして、知っているから“している”に変化できるように、気持ちや考えの変化につながる講師の生き方に触れること。

今回も中学生自身が、これからの生き方を講師の生き方から考える時間となりました。

文:アスエコ 柏原拓史

※ 梶岡洋佑さんのことは以下に紹介されています。
どろんこ直売所の通販 | 梶岡洋佑さん |

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