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[市場分析]タイにおけるビジネスの可能性

どうも!
Aston ArtworksのNamikiです!

今回は私の大好きな国「タイ」における今後のビジネス市場の可能性
について書いていきたいと思います。
実際にタイで働いたこともあるので、感覚的なところも書ければな〜と。

余談ですが、タイはとても良い国です。
私は仕事でいろんな国に行った経験があります。
タイは初めての海外勤務場所で、四苦八苦した思い出の方が強いですが、
それが今の私を支えてくれているように感じていて、特別な場所です。
*将来、タイでもビジネスの展開を考えています!www

では、早速!

タイという国について

まずは基本情報から押さえておきましょう。

国名:タイ王国(Kingdom of Thailand )
首都:バンコク(Bangkok) *長い正式名称がありますが後述します。
人口:約6786万人(2019年12月時点)
首都人口:約878万人(2019年時点)
通貨:バーツ(Baht)、補助通貨 サタン(Satang)

こんなところが一般的な基本情報ですね。
ビジネスにおいて大切になりますが商圏の人口。
タイの首都バンコクには総人口の約12.9%の人が集まっています。
ちなみに日本の東京は総人口に対して約11.2%です。

GDPは世界23位、前後には台湾やスウェーデンがいます。
一人あたりのGDPは世界85位、前後にはブラジルやペルーがいます。
*日本のGDPは世界3位、一人あたりのGDPは世界22位です。
GDPの参考ページは下記のリンクの通りです。

タイの産業について

では次にタイの産業についてです。
タイには農業のイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
それはその通りです。
歴史的に第一次産業の割合が大きく、現在でも主要な産業として、
「農業」「製造業」になっています。
ですが、タイは新興国と言えますので、もれなくペティ = クラークの法則
あてはまる産業構造の変化が起こっていると言えます。
*ペティ=クラークの法則については下記リンクよりどうぞ。

実際にバンコクに行ったことがある人は、「ここはタイか?」と
感じるようなきれいで豪華なショッピングモールや、
きれいに整備されたホテル、発展した交通網を体感したはず!!
ま、バンコクだけになりますがその通りです。

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出典:JETRO 「タイ日系企業進出動向調査 2017 年」

上記は産業別にみた企業の割合です。
数値上は学術研究や技術サービスの企業の割合が増えてますが、
個人的な感覚では卸売関係や飲食店が多い感覚がありました。
日本の企業が現地に進出するに伴って、それを支える企業が増えていた
感覚が個人的にはありました。

タイにおけるビジネスの可能性
「タイランド 4.0」とは

さて、ここからがこの記事の本題です。
皆さんはタイランド4.0という言葉を聞いたことありませんか?
これがこれからのタイにおけるビジネスチャンスなのではないか?
と私は考えております!

タイランド4.0とは
産業構造高度化を通じてタイ経済のステージアップを狙う国策

よくわからないですよねw
ま、簡単に言うと、
経済特区を作るから経済を成長させようぜ!
って国が言ってる感じです。
*タイのシリコンバレーを作ろう!みたいな話もでてます。

下記、詳細と参考リンクです。

今までの経済発展段階を、農業中心の「タイランド 1.0」
低賃金労働力を利用した軽工業中心の「タイランド 2.0」
重工業が中心の「タイランド 3.0」の三段階に区分し、
第四段階である「タイランド 4.0」においては産業の高度化・高付加価値化
によってさらなる経済成長を目指します。
既存産業をレベルアップするものとして、次世代自動車(電気自動車など)、未来のための食品(健康食品)など5つの産業を挙げ、
新規産業として、航空宇宙、ロボット(人手不足対策)など 5 つの産業を
挙げています。
新産業進出の受け皿となる地域として東部3県に
東部経済回廊(EEC)を定め、その開発を加速させようとしている。
例えば、バンコクと EEC を結ぶ高速鉄道の建設をはじめとして、
ウタパオ空港の国際空港化、レムチャバン港・マプタプット港の拡張などのインフラ建設が進められる予定である。
また、EEC に投資する企業に対しては、法人所得税の減税や、
派遣される専門家の個人所得税軽減などの恩典も付与される予定である。

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*下記、参考リンク「タイ経済の長期展望:タイランド4.0の現状」

「タイランド 4.0」のポイントは従来型の有望産業誘致策
であるということと思います。
有名なドイツの「インダストリー4.0」は、
IoTをガンガン使って効率の最大化をしようぜー!という
既存産業よりも新鋭技術を誘致するような施策でした。
先述しましたが、「タイランド 4.0」は既存産業もサポートします。
*タイらしいやさしみに溢れている感じがしますねw

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はタイにおけるビジネスの可能性として、
「タイランド4.0」をご紹介しました。
アジア圏を狙う企業には良い情報ではないでしょうか?
もちろん、スタートアップもチャンスですね!

今回は「タイランド4.0」フォーカスを当てたかったので、
日系企業数などのデータは省きましたが、
タイは日系企業は進出するには良い環境と言われています。
興味があったら是非自分でも調べてみてください!


深堀り

さて、余談ですが。
タイの首都、バンコクの正式名称って知ってますか??
実はバンコクの正式名称はめちゃくちゃ長いのです。

では行きます。

日本語
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット

タイ語
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

こんなん無理だと思いません?
ちなみに現地の人も正式名称は知りませんし、言えませんのでご安心をw
私が現地で友人に聞いたら「知らん!w」って爆笑しました。
でも最初の「クルンテープ」または「クルンテープ・マハーナコーン」まで
は現地の人も言うことがあるそう...聞いたこと無いけどw

ではなぜ、バンコクになったのでしょう?
私の友人曰く、
「外国人が間違って首都をバンコクと勘違いし、それが広まったと」

しらんけどw

ちなみにバンコクの意味を知らなかったので調べてみました!
下記、参考になれば!

バンコクは、タイ語の発音では「バーン(グ)コーク」となります。
バーン(グ)は水辺の村を意味し、コークはマコークというウルシ科の樹木のことを意味し、かつて当地はマコークが生い茂るチャオプラヤー川沿いの小さな村でした。
-------------出典:タイ・バンコク旅行情報ガイド「バンコクの名の由来」


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