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私のトリセツあんど備忘録 ⑦ 他人に気を遣うということ


私にとって、他人に気を遣うことなんか息をするように簡単なことだ。
簡単というか、ほとんど条件反射のようなものかもしれない。

容易いからといって、気を遣うことに際限なく快感を覚えるほどの変態では
なく
、往々にして、気を遣いながらも本音は別のところにあった から、気を
遣うことでいいことだけがあればいいけれど、めんどくさいことになること
も多かったため、ストレスが溜まるのは当然なのだ。

まさに私はこういうタイプ!
中学生の時、宿題を忘れた友だちがいて、その子が放課後居残りしている
ところを別の先生に呼ばれて困ってたので、「やっといてあげるよ」 といった
私 (宿題の意味とは?)。
その子が戻ってきても、「一度引き受けたんだから」 と最後までやってやった
私 (謎の義務感)。
いや、その子もさ、戻ってきたら 「ごめんね、あとは自分でやるから」 って
言うべきだろうと思うんだけど、私もたいがい大バカである。



2度目に院進した時の話だけど、私が所属していた研究室は、男所帯なこと
もあって、ものすご~く汚かった。
共用の部屋のテーブルにはお茶道具や新刊案内の冊子やチラシなんかが
いつもぶっ散らかっていて、流しには洗ってないカップが置きっぱなし、
蓋のついたゴミ箱の中は、縁ぎりぎりまでゴミが溜まっていて誰も捨てに
行かず一体何の耐久実験をしてるんだ状態、床や本棚にはいつも塵や埃が
溜まっていて、共有 PC のキーボードは常に手垢で真っ黒だった。

私は潔癖症なこともあって、いっつも研究室の片づけや掃除をしていた。
「きれいにしておけば散らかしづらくなるだろう」 って目論見もあったの
だけど。

しかしだ、なんでかいつも汚い。
なぜか見るたびに乱れている。
ついこないだ掃除したばかりなのに、なんでこんなに汚いの? ってくらい。
というよりも、片づければ片づけるほど、汚くなるまでの時間が短くなる
みたいで、まるで汚してもらうために片づけてるみたいなものだった。

そういうのを1年近く続けたある日、テーブルの上にぶちまけられたお砂糖
を見て、いろいろボッキリと折れてしまった。

そうか、あいつら、私が片づけてるってわかってるから、片づけるだろうと思ってるから、安心して散らかしてるんだな。

私はおまえらのおっ母か ―― ! (ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻

その日以来、清掃係はきっぱりやめた。
何を見ても、ほっとくことにした。
そしたら少しずつだけれど、汚くなる度合いは軽減されていった (なめとん
のかコラ 💢)。



そして、極端から極端に振り切れる 自分も、本当にもう、なんというか・・・



教訓: 気なんて遣うだけ無駄である






・・・ ことが多いのでほどほどにすべし?


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