マガジンのカバー画像

死にぞこない 全章

9
2003年にネコパブリッシング社から出版した 2冊目の書籍を訂正加筆しました。 全く別のもの、というわけでもなく、でも、 同じという訳でもなく。
¥1,000
運営しているクリエイター

記事一覧

死にぞこない あとがきにかえて 「夏の轍」あとがきのあとがき「約束」

あとがきにかえて  夏の轍  僕は象。  死に場所くらい自分で探す。  気がついたら僕は4…

立嶋篤史
4年前
5

死にぞこない 終章生き様

冷たい夜明け 帰郷 羨望 友達の形 仮面 鐘 冷たい夜明け 「久し振り」  20時半、僕は名良…

立嶋篤史
4年前

死にぞこない 第7章 大阪

目次 髭 暗雲 絶望の中の希望 バニラ 立嶋の墓 死亡遊戯 天王寺 焼餅 格下 ブランクの距離 自…

立嶋篤史
4年前

死にぞこない 第6章追憶

目次 錆びついた刀 第三者による絶望 刹那 創志 蝉の鳴き声 餞別 僕らの景色 記憶 欠片 湊 存…

立嶋篤史
4年前

死にぞこない 第5章遺志

目次 己様 一瞬の感情 陰極 妥協の勧め ロシアンルーレット 窮鼠 蝉の一生     おのさま…

立嶋篤史
4年前
1

死にぞこない 第4章架橋

目次 頭蓋骨 鼻 難聴 脆歯 心臓を狙え 疼く 斬れ味 臑毛 皮膚が吸う タイミング トンネル 成長…

立嶋篤史
4年前
2

死にぞこない 第3章終(ついの)

目次 逆算 蕎麦 チェックイン 夜の海 暗闇の太陽 逆算  朝が来て、渇いた唇を爪で掻きながら目を覚ます。顔をしかめて トイレに向かう。飲んでいないのにしっかり出る小便の量が 気になる。 「100gは落ちたんじゃないか」、まだしっかりしていない 頭でも目方には目敏い。  量ったところで、おそらく50gも落ちていない小便を見ながら 頭の中で100g分の食べ物を想像する。用を足して、測りに 乗って現実を知って溜息を吐く。  渇いた口の中に水を含んで、湿らせてから吐き出す。そして

死にぞこない第2章 千駄ヶ谷

目次 64戦目の再デビュー 僕のW杯 特別 剥き出しの感情 オリジナル 1対1 虹の袂 64戦目…

立嶋篤史
4年前
1

死にぞこない 序章第一章死にざま

2003年春、2冊目の書籍を出版しました。それが この「死にぞこない」になります。  その…

立嶋篤史
4年前
2